- #セキュリティ対策
- #セキュリティガバナンス
- #情報セキュリティ
- #DX
- #EMOROCO CRM Lite
- #Creative CRM
- #アーカス・ジャパン
- #CRM4.0
- #法人心理学
- #企業心理学
- #CRMドクター
- #CRM・xRM
- #EMOROCO
- #人工知能・機械学習(AI・ML)
- #顧客・販売戦略(SFA)
- #カスタマーサービス・コールセンター(CS)
- #マーケティング・オートメーション(MA)
- #カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)
- #AI
- #フィールドサービス(FS)
- #CRM
- #事例・モデルケース
自動車販売店がEMOROCO CRM Liteで車検・乗り換えフォローを自動化し紹介が3倍になった話 — 「2ヶ月前に連絡できる販売店」になった日
こんにちは、CRMエバンジェリストの松原です。
「田中様のお車、来月が車検ですよね。うちでご予約いかがですか」
この電話が、私たちの店から来ることは滅多にありませんでした。
たいていは、お客様から「そういえば車検が近いんだけど」と電話をいただいてから動く。
もしくは、車検の案内ハガキが届いた後に来店していただく。
先手ではなく、後手。
これが私たちの長年のパターンでした。
その間に、競合の整備工場や量販店に取られた車検が何件あったか。
考えると悔しいのですが、数えることもできていませんでした。
※本記事は業界の実態と複数社の導入パターンをもとにした仮想ストーリーです。
導入前——「顧客情報はある。でも使えていない」
私が代表を務める自動車販売店は、スタッフ6名の地域密着型の中古車・新車販売店です。
累計顧客数は280名。年間の車検実施台数は40〜50台。販売は年間30台前後。
データはありました。Excelに顧客名・購入車種・購入日・車検満期日がすべて入力されていました。
でも活用できていなかった。
なぜか。
Excelは「見に行かないと教えてくれない」からです。
毎月月初にExcelを開いて「今月車検の人は誰だっけ」と確認する担当者がいれば問題ありませんでした。
でも現実は、月初にExcelを確認するよりも今日の接客・今日の商談の方が優先されます。
「そのうちやろう」が「気づいたら車検が終わっていた」になる。
この繰り返しを5年続けていました。
きっかけ——「車検が終わってから連絡をくれた別の店」
転機は、長年のお客様である山田さん(仮名)の一言でした。
「今回の車検、〇〇オートさんにお願いしちゃいました。あちらから2ヶ月前に電話をいただいて、価格も良かったので」
山田さんは10年来の顧客でした。
2台購入していただき、毎回の車検もうちでやっていただいていた。
その方が他店に流れた。
「うちからもご連絡すればよかったです」と言うと、山田さんは少し申し訳なさそうにこう言いました。
「いえ、ご連絡がなかったので、もう来なくていいのかなって思って」
この言葉が刺さりました。
私たちが連絡しなかったのは「来なくていい」というメッセージとして受け取られていた。無関心と同じです。
その週に、EMOROCO CRM Liteを試し始めました。
設計——「自動車の時間軸」に沿ったフォロー設計
フィールド設計:自動車販売に特化した8つのフィールド
| フィールド名 | 種類 | 内容 |
|---|---|---|
| 感情温度 | 選択式 | 赤=ホット / オレンジ=ウォーム / 青=クール / 水色=コールド |
| 納車日 | 日付 | 車両の納車日(全ワークフローの起点) |
| 車検満期日 | 日付 | 次回車検の満期日 |
| 乗り換え検討度 | 選択式 | 近い将来検討 / 数年後 / 当面なし / 不明 |
| 走行距離感 | 選択式 | 少ない(年1万km以下) / 普通 / 多い(年2万km以上) |
| 車種の好み | テキスト | 好みのボディタイプ・メーカー・条件 |
| 家族構成の変化 | テキスト | 子どもの誕生・独立・ライフステージの変化メモ |
| ナラティブ | テキスト | 「この方が車に求めるもの」「刺さったトーク」「乗り換えのきっかけになりそうな条件」 |
ワークフロー設計:「納車から8年間の永続ループ」
自動車販売のCRM設計の核心は「一度設定すれば、顧客が車を持ち続ける限り永続的に動き続けるワークフロー」です。
ワークフロー①:車検2ヶ月前の先手フォロー(最重要)
トリガー:車検満期日の2ヶ月前
アクション:担当者タスク生成
「{顧客名}様の車検まで2ヶ月です。
今週中に電話で先手のご連絡を。
トークのポイント:
『来月〜再来月に車検の時期になりますが、
今回もうちでご予約いかがでしょうか』
価格・日程の選択肢を2〜3個用意してから電話すること。
現在の感情温度:{感情温度}
走行距離感:{走行距離感}
乗り換え検討度:{乗り換え検討度}」
ワークフロー②:車検完了後の満足度確認→次回ループ再スタート
トリガー:車検完了日から7日後
アクション①:担当者タスク生成
「{顧客名}様の車検完了から1週間です。
『お車の調子はいかがですか』の満足度確認を。
感情温度を更新すること」
アクション②:車検満期日を「今回の車検完了日から24ヶ月後」に自動更新
→ 次回の「2ヶ月前フォロー」が自動でセットされる
この「永続ループ」が、一度設定すれば顧客が車を持ち続ける限り自動でフォローが続く設計の核心です。
ワークフロー③:納車後6ヶ月の法定点検フォロー
トリガー:納車日から6ヶ月後
アクション:担当者タスク生成
「{顧客名}様の納車から6ヶ月。6ヶ月点検のご案内を。
『快適に乗れていますか?』という会話を入口に、
点検の重要性とうちの点検メニューを案内すること」
ワークフロー④:納車4〜5年後の乗り換え提案タイミング
トリガー:納車日から4年後(乗り換え検討フラグ起動)
アクション:担当者タスク生成
「{顧客名}様の納車から4年が経ちます。
乗り換え検討度:{乗り換え検討度}
走行距離感:{走行距離感}
このタイミングから乗り換えを意識したコミュニケーションを開始。
新型車の情報・下取り査定の話を自然な形で始めること。
家族構成の変化:{家族構成の変化}を踏まえた車種提案を準備する」
ワークフロー⑤:感情温度クール以下の緊急フォロー
トリガー:感情温度が青(クール)以下に変化
アクション:担当者タスク生成(翌営業日中に実施)
「{顧客名}様との関係が冷えています。
売り込みなしで近況確認の連絡を。
車の調子・家族の変化・次の車検について自然な会話から入ること」
導入3ヶ月後——「2ヶ月前に連絡できる店」に変わった
ワークフローを設定して最初の3ヶ月、車検フォローの数字が劇的に変わりました。
以前のパターン: 車検の案内ハガキが届いた顧客から「車検の予約がしたい」と連絡が来る → 受け身の対応
3ヶ月後のパターン: 車検2ヶ月前のタスクが来る → 担当者から先に電話する → 「ちょうど考えていた」という反応
最初の3ヶ月で車検フォローの先手率(車検満期前に当社から連絡した割合)が12%から78%に上がりました。そしてもう一つの変化が起きました。
「うちから先に連絡した場合の車検受注率」が、「先方から連絡が来た場合」と比べて23ポイント高かったのです。
先手の連絡は「この店は自分のことを気にかけてくれている」という印象を作ります。競合他社が声をかける前に予約を取れることで、競合流出を防ぎながら関係の温度を維持できます。
6ヶ月後——「乗り換えの芽」が見え始める
6ヶ月の蓄積で、ナラティブメモが「乗り換え設計の地図」になりました。
山本さん(仮名)のナラティブには「2年後に子どもが生まれる予定と話していた」と記録されていました。
納車4年後ワークフローと、この記録が重なったとき、タスクには「お子さんの誕生に合わせた7人乗りへの乗り換え提案を準備」という具体的な指示が添えられていました。
「そろそろファミリーカーに変えようと思っていたんですよ」という山本さんの言葉が返ってきたとき、「記録があれば予測できる」という実感を初めて持ちました。
1年後——紹介3倍・車検受注率が大幅改善
導入から1年後の数字です。
| 指標 | 導入前 | 1年後 |
|---|---|---|
| 車検の先手フォロー率 | 12% | 84% |
| 自店での車検受注率 | 61% | 79%(+18ポイント) |
| 年間車検受注台数 | 42台 | 56台(+33%) |
| 乗り換え成約件数 | 年8件 | 年14件(+75%) |
| 紹介経由の新規来店 | 年6件 | 年18件(3倍) |
| 感情温度クール以下の比率 | 測定不能 | 11%(フォロー設計で維持) |
紹介が3倍になった理由については、当初は予測していなかった変化でした。
車検の先手フォローを続けていると、「連絡をくれた」という体験が顧客の記憶に残ります。
「あそこは自分のことを覚えていてくれる店だ」という印象が積み重なる。
その印象が「紹介」として現れました。「友人が車を探しているんですが」という電話が増えました。
「いつも気にかけてくれるから、知り合いに安心して紹介できる」という言葉を何度か聞きました。
紹介は「広告」ではなく「信頼の証明」です。その信頼は、2ヶ月前の先手の電話から積み上げられていました。
設計で最も価値があったもの——「担当者が変わっても関係が続く」
1年間の運用で最も想定外の価値を感じたのは「担当者変更への耐性」でした。
導入から8ヶ月後、当店のベテラン営業スタッフが退職しました。
以前なら「あの担当者の顧客が流れる」という最悪の事態を覚悟していたはずです。
でも今回は違いました。
引き継いだスタッフがEMOROCO CRM Liteのナラティブを読んで「前の担当者から詳しくうかがっています。
〇〇様のお車、次の車検まであと3ヶ月ですよね」と電話できた。
顧客から「ちゃんと引き継ぎされているんですね、安心しました」という言葉をいただきました。
担当者変更後の顧客継続率:以前は推定60%台 → 今回は94%
「担当者の記憶に依存していた関係」が「組織の知識になった関係」に変わった瞬間でした。
この1年で学んだこと——3つの教訓
教訓①:「先手の連絡」は営業ではなくサービスである
車検2ヶ月前の電話を「営業電話」として受け取る顧客はほとんどいませんでした。「気にかけてくれている」「覚えていてくれた」という反応が圧倒的多数でした。先手の連絡は押し売りではなく、「あなたのことを忘れていない」というメッセージです。
教訓②:ナラティブの「家族構成の変化」が乗り換え提案の最大の武器になる
「子どもが生まれそう」「子どもが独立した」「両親の送迎が必要になった」——こういった家族構成の変化をナラティブに記録することで、「今この人に何の車が最も響くか」が一目でわかります。
教訓③:感情温度の「クール」は「次の車検で流れるサイン」
感情温度をクールに記録した顧客の次回車検離脱率を分析すると、クール以下の顧客は次回車検を他店で受ける確率が3倍高かった。
クールに変化した瞬間に先手のフォローを入れることが、離脱防止の最前線です。
まとめ——「来てくれるのを待つ店」から「先手で届ける店」へ
自動車販売・整備業の顧客管理において、車検は「関係の試金石」です。2年に1度のタイミングで「うちを選んでもらえるか」が問われます。
EMOROCO CRM Liteで実現したのは3つです。
- 先手の車検フォロー: 車検満期2ヶ月前に自動タスクが来て、担当者が必ず先手の連絡を入れられる
- 永続ループ設計: 車検完了後に次回フォローが自動スタートし、顧客が車を持ち続ける限りフォローが途切れない
- ナラティブで乗り換えを予測する: 家族構成・ライフステージの変化を記録し、「いつ・何を提案するか」をデータで判断する
「2ヶ月前に連絡をくれる店」に変わることで、車検受注率が上がり、乗り換え成約が増え、紹介が3倍になりました。
この変化は、広告費をかけずに実現しています。
【今日からできる最初の1ステップ】 まず顧客リストに「車検満期日」フィールドを追加し、「車検満期日の2ヶ月前にフォロータスクを生成する」ワークフローを1本設定してください。この1本だけで、「先手の連絡ができる店」への転換が始まります。
30日間の無料トライアルでお試しいただけます。
デジタル化・AI導入補助金2026 対応ツール番号:DL07-0022934
製品情報:https://www.emoroco.com/
関連記事



