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Beyond EXPO 2025で描く未来【連載⑤】大阪発ブランドとインバウンド戦略、3製品の活用法

こんにちは、CRMエバンジェリストの松原です。

連載①からまで、Beyond EXPO 2025とアーカス・ジャパンの3製品の関わりを見てきました。
最終回となる今回は、大阪発ブランドとインバウンド(訪日外国人)戦略という切り口から、EMOROCO CRM Lite・どこドロ+・どこバス+をどう組み合わせて活用できるかをまとめます。

目次

1.大阪のインバウンドは、今どれほどの規模か
2.「情報不足」という、インバウンドの見えない壁
3.どこバス+が埋める、移動情報の空白
4.どこドロ+が支える、観光地の安全と見守り
5.EMOROCO CRM Liteが支える、大阪発ブランドとの関係構築
6.「大阪発」であることの価値
7.3製品を組み合わせた活用イメージ
8.よくある質問(FAQ)
9.まとめ:連載を振り返って

1. 大阪のインバウンドは、今どれほどの規模か

大阪観光局の試算によれば、2025年に大阪府を訪れた訪日外国人数は1,763万人(前年比+304万人)と過去最高を記録しました。
関西国際空港の国際線外国人旅客数も2,173万人(前年比+281万人)に達しています。
大阪・関西万博の会期中には、2,500万人を超える来場者があり、これは前回開催のドバイ万博(約2,410万人)を上回る規模です。

これらの数字が示しているのは、万博が一過性のイベントで終わらず、大阪という都市そのものへの関心をかつてないレベルまで押し上げたということです。
Beyond EXPO 2025は、この関心を一時的な盛り上がりで終わらせず、持続的なインバウンド需要へとつなげていくことを目指しています。

出典:大阪観光局試算、日本政策投資銀行「2025年大阪・関西万博外国人訪問者の意向調査」

2. 「情報不足」という、インバウンドの見えない壁

一方で、訪日を検討する外国人へのある調査では、大阪万博への関心の高さが明らかになった一方で、「外国人向け情報の不足が不安や来訪をためらう要因になっている」という結果も示されています。

つまり、大阪という土地への関心は高まっているにもかかわらず、「実際に来てから、どう移動し、どう情報を得ればよいか」という不安が、来訪や滞在の満足度を下げる要因として残っているということです。
この「情報の空白」を埋めることこそが、インバウンド戦略における実務的な課題です。

3. どこバス+が埋める、移動情報の空白

この課題に対して、どこバス+Arcuryは具体的な解決策を提供できます。
以前の連載でご紹介した通り、どこバス+はアプリのインストールや会員登録が不要でQRコードの読み取りだけでバスの運行状況を確認できます。

日本語に不慣れな訪日観光客にとって、「アプリをダウンロードして、会員登録して」という手順そのものが、大きなハードルになります。
QRコードを読み込むだけで情報が得られる仕組みは、言語や操作の壁を越えて、移動の不安を軽減できる可能性を持っています。
地域のバス路線が観光地へのアクセス手段になっている場合、この「移動の見える化」は、そのまま観光体験の満足度に直結します。

4. どこドロ+が支える、観光地の安全と見守り

どこドロ+Arcuryも、インバウンド需要の受け皿として応用できる可能性があります。連載②でご紹介した通り、どこドロ+は警察・消防といった公的機関での活用実績があり、群衆管理や災害時の状況把握に強みを持っています。

観光客が集中するイベントや混雑が予想される観光地において、警備・誘導活動の一環としてどこドロ+のような位置情報技術が活用されれば、来訪者の安全確保とスムーズな誘導の両方に貢献できます。
万博会期中に大阪へ多くの人が集まった経験は、今後も同様の大規模イベントが続く可能性を示唆しており、こうした安全確保の仕組みへの需要は、引き続き高いと考えられます。

5. EMOROCO CRM Liteが支える大阪発ブランドとの関係構築

観光・宿泊・小売業にとって、インバウンド需要への対応は「一度きりの来訪」で終わらせず、リピーターやファンとしての継続的な関係につなげることが理想です。
ここでEMOROCO CRM Liteの役割が見えてきます。

・多言語対応により、外国人観光客とのやり取りを、言語の壁を越えて記録・管理できる
・ナーチャリングスコア・感情温度により、来訪者との関係性を可視化し、次回来訪へのアプローチに活かせる
・顧客ポータル機能により、多言語での問い合わせ受付や、リピーター向けの情報発信を行える

一度きりの観光消費で終わらせず、「また大阪に来たい」という気持ちを関係性資産として積み上げていく
——これは、まさにCRM4.0が目指す考え方そのものです。

6. 「大阪発」であることの価値

ここで見落とせないのが、この3製品がいずれも大阪発であるという事実そのものが持つ価値です。
Beyond EXPO 2025は、万博のインパクトを一過性で終わらせず、大阪という都市のブランドそのものを高めていく戦略です。
地元・大阪の中小企業が開発した技術が地元の観光・交通・安全に活用されているというストーリーは、それ自体が「大阪発ブランド」を体現する事例になります。

海外からの視察や商談の機会があれば、「大阪の中小企業が、大阪の課題を、大阪発の技術で解決している」という説明は、単なる製品説明以上の説得力を持ちます。

7. 3製品を組み合わせた活用イメージ

最後に、3製品を組み合わせた、ある観光地でのイメージを描いてみます。

1.観光客は、バス停のQRコードからどこバス+でバスの運行状況を確認し、不安なく移動する
2.混雑が予想されるイベント時には、どこドロ+による位置情報の把握で、警備・誘導がスムーズに行われる
3.観光施設・宿泊施設は、EMOROCO CRM Liteを使って、来訪者との関係を記録し、次回の来訪や口コミにつなげる

移動の安心、現場の安全、関係の継続
——この3つが揃うことで、単発の観光消費を大阪という都市への継続的な関心につなげていく土台ができます。

8. よくある質問(FAQ)

Q. これらの製品は、すでに観光分野での活用実績がありますか?
どこドロ+・どこバス+は、狩猟・地域交通といった分野での実績がありますが、観光・インバウンド分野への応用は、今後の展開として見込んでいるものです。
具体的な導入事例については、個別にお問い合わせください。

Q. 外国語での問い合わせ対応は、どのように行えばよいですか?
EMOROCO CRM Liteの多言語対応機能により、利用者ごとに表示言語を切り替えられます。
運用面では、多言語対応スタッフの配置や翻訳ツールとの組み合わせも合わせて検討する必要があります。

Q. インバウンド需要は、万博後も本当に続くのでしょうか?
2025年の訪日外国人数が過去最高を記録したことからも分かる通り、大阪への関心はすでに高い水準にあります。
Beyond EXPO 2025は、この関心を一過性で終わらせないための戦略であり、継続的な需要を前提とした取り組みが進められています。

9. まとめ:連載を振り返って

この連載では、5回にわたってBeyond EXPO 2025と、大阪発の3製品——EMOROCO CRM Lite、どこドロ+、どこバス+の関わりを見てきました。

第1回:Beyond EXPO 2025の全体像と、3製品それぞれの立ち位置
第2回:どこドロ+と実証実験支援
第3回:どこバス+と交通インフラ・インバウンド需要
第4回:EMOROCO CRM Liteと中小企業事業拡大支援策
・第5回:大阪発ブランドとインバウンド戦略

この記事を書いた人
松原 晋啓

アーカス・ジャパン代表取締役/CRMコンサルタント
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アクセンチュア等でSE、アーキテクト、コンサルタント、インフラジスティックスでエバンジェリスト(Microsoft MVP for Dynamics CRM(現 Microsoft MVP for Business Solutions))、マイクロソフトでソリューションスペシャリスト(Dynamics CRM製品担当)を経て、現在はCRMを専門に扱うサービスチームを率いて大小様々の企業のCRM導入や事業立上げを支援、その傍らでCRMエバンジェリストとしてイベントや記事寄稿を通じて"真の"CRMの理念の普及に努めている。
アクセンチュアでCRMを学び、マイクロソフトでCRM2.0(プラットフォーム型CRM)を提唱して世界的に広めてWWで表彰を受けたCRMの正統後継者にして現役最長のCRM専門家(CRM診断士/CRMドクター)
その後もCRM3.0(パーソナライズドCRM)、CRM4.0(クリエイティブCRM)を提唱するCRMの第一人者としてインタビューを受けたり、The Wall Street Journal、Newsweek、TIME、WORLDCOM、毎日新聞(週刊エコノミスト)、文化放送等、国内外で多くの賞を受賞し、「経済界」にて4年連続で関西財界を代表する企業として選出されている。
著書:バーサタイリスト - 35歳までに「1万人に1人」の実力者になる方法

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