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ユースケース01.「
病院・医療 業界におけるCRMの必要性」
医療サービスの品質向上・スタッフ間の連携・業務効率化による負荷軽減など、これからの病院運営において顧客管理システム(CRM)は不可欠となってきています。
CRMによって期待できるのは、情報共有による効果。患者さんとの会話・医師の見立て・検査データといったあらゆる情報を一元化し、医療者・事務スタッフ・ケアマネジメントといったチーム全体で共有できれば、より効率的な医療とサービスの提供が可能に。また、顧客情報を管理することで、マニュアル化された対応ではなく、1人1人の患者さんに寄り添ったより良い治療プランを立てることもできるようになります。
今後、より多様化を見せるであろう医療への顧客ニーズに対し、CRMを活用して満足度の高い治療・サービスを提供していくことは、他院との差別化を図る上でも重要な要素となるでしょう。
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ユースケース02.「
銀行・金融 業界におけるCRMの必要性」
厳しさを増す金融市場の中で銀行が存在感を示していくには、多様なニーズを持つ利用者に対してキメ細やかなサービスを提供していくことが必要。それには常に寄せられる利用者からの声や要望を効率よく収集・分析し、顧客満足度を高めていく姿勢が欠かせません。
一般的なCRMシステムでは顧客情報(個人情報や口座情報など)の参照はできても、そのデータを多角的に分析して戦略的なアプローチに活かすことは困難でした。しかし、顧客との接点すべてを管理できるプラットフォーム型CRM(全体最適化CRM)であれば、蓄積したデータから顧客の隠れたニーズを見出し、より良いサービスを提供することが可能となるのです。
利用者ごとに最適なサービス・商品・情報を提供できるようになれば、顧客満足度もおのずと向上。口コミで評判が広まるなど、カスタマーエクスペリエンスの実現も夢ではなくなります。
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ユースケース03.「
不動産会社 業界におけるCRMの必要性」
これまでの不動産業界といえば、チラシや店頭広告での新規顧客獲得がメインとなっていましたが、現在は既存顧客の囲い込みといった戦略に変化。そのために必要な顧客管理が重視されてきており、CRMの導入が進んでいます。
顧客との接点すべてを管理できるCRMでは、顧客情報(氏名・年齢・性別・家族構成・問い合わせ内容など)・営業マンとのやり取りなどの情報をしっかりと把握。1人1人の顧客の情報を深く理解することで、より丁寧で的確な対応・サービスの提供が可能となります。
※たとえば、顧客の希望をCRMに細かく入力することで好みの物件を瞬時に検索、ご案内する など
個々のニーズに合わせたサービスの提供は顧客満足度・信頼性の向上に繋がり、顧客維持率もアップ。既存客の信頼を得ることでその評判が周囲に広まり、新規顧客の獲得も期待できるようになります。
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ユースケース04.「
保険 業界におけるCRMの必要性」
これまで「商品重視」だった保険業界は、「顧客重視」の販売およびサービスへと形を変えつつあります。顧客から生まれる新たなニーズに対応し、内部連携を強化するためのツールとして注目されているのがCRMシステムです。
CRMで顧客との関係性すべてを管理できれば、顧客が今欲しがっているサービス・今後必要となるサービスを見越して行動を起こすことが可能となります。保険の見直しのタイミング・ライフイベント発生の時期を把握して、適切なタイミングで営業をかけることができれば、顧客満足度も業績のアップも期待できるようになるでしょう。
また、顧客との約束事・契約に至るまでの流れ・クレーム内容といったデータもデジタルで保管・共有可能。情報を共有することでチーム間のフォローがスムーズになったり、業務改善に活かしていくこともできます。
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ユースケース05.「
自動車メーカー 業界におけるCRMの必要性」
自動車業界は、劇的な変化を見せている業界の1つ。とくに多様化を見せているのが顧客管理システムで、これまで車中心だったものが顧客中心へとなりつつあります。先進的な自動車メーカーは、すでに顧客の数を増加させることだけでなく、より効果的でコスト効率のよい顧客管理の必要性を重視し始めているのです。
そのために不可欠となるのが、顧客関係をすべて管理できるCRMシステム。営業においては、顧客の家族構成・ライフプラン・ライフスタイルを分析し、どのタイミングでどんな車をアピールすべきかを認識。顧客の視点に立って営業活動を行うことで、より満足度の高いサービス提供が期待できるようになります。
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ユースケース06.「
コールセンター 業界におけるCRMの必要性」
顧客と企業を結ぶコールセンターは、企業のイメージや業績を大きく左右する部門。顧客ニーズが多様化する中でますます重要性を増しており、顧客管理・サービス向上のためCRMを導入する企業も少なくありません。
顧客との接点すべてを管理できるCRMシステムには、コールセンターに必要なCTIシステムも含まれています。CTIシステムは顧客の問い合わせや要望への対応のみに利用されますが、CRMはすべての顧客情報を一元化して業務に活かすことが可能。顧客それぞれの不満や期待を分析し、個別対応による満足度の向上を図れるのです。今後、より一層重要となってくるであろう顧客感動体験(カスタマーエクスペリエンス)の提供にも、CRMは有効となっています。
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ユースケース07.「
旅行代理店 業界におけるCRMの必要性」
旅行代理店のサービスをより充実したものとするには、綿密な顧客管理をベースとした戦略活動が必要です。
旅行代理店にまつわるチャネルには、店舗・Webサイト・コールセンターといったさまざまなチャネルがありますが、ここから得られたデータを一元管理・分析することで、個々の利用者に合ったプロモーションを実施することができます。適切なプロモーションは顧客のリピート率を上げるだけでなく、新規顧客の獲得にも効果的。利用者からの要望・問い合わせに対応するだけの営業ではなく、こちらから攻める営業が可能となるのです。
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ユースケース08.「
ホテル 業界におけるCRMの必要性」
ホテル業界の営業は、利用希望者からの予約に対して応対するという保守的な形になりがち。しかし、事業を成長させていくには蓄積された顧客管理情報をもとにリピート利用を促したり、新規顧客からの予約を効率よく獲得していくことが重要です。
そのために必要なシステムが、顧客との接点すべてを管理できるCRM。CRMを活用してこれまでの顧客データを分析すれば、利用の用途(観光やビジネス)・年齢や性別の分布などを明確にでき、自社の特徴と強みを理解することが可能。それに基づいたマーケティングを展開することで、事業の拡大や新規顧客の獲得に繋げていけます。
また、顧客満足度をより高めるためにアフターフォローを行ったり、誕生日・記念日といった特別な日に向けてダイレクトメールを送ることもCRMがあれば容易。よりきめ細かく、エグゼクティブなおもてなしにより、カスタマーエクスペリエンスを向上させることができるのです。
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ユースケース09.「
レストラン 業界におけるCRMの必要性」
レストランにおける顧客管理では、リピーター客の対応や新規客の獲得だけでなく、他店との差別化を図るサービスの提供が必須。それにはしっかりとした顧客管理に基づいたデータを活用し、顧客それぞれのニーズに合ったサービスを提供する必要があります。
たとえば、CRMを利用すると利用者に関するデータ登録・検索を容易に行えるようになります。この機能を利用すれば、利用者の味付けの好み・アレルギーの有無・好きなワインの銘柄などがすぐに閲覧できるようにもなり、どのスタッフでも安定してキメ細やかな心遣いができるようになります。
また、ランチの利用客に対してディナーの情報ばかりを送付するといった、的外れなアプローチも減少。顧客1人1人のニーズに合わせたサービスができるようになり、顧客満足度・売上の上昇が期待できます。
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ユースケース10.「
居酒屋 業界におけるCRMの必要性」
居酒屋といえば、スタッフによる路上での呼び込み・チラシ・SNSなどでの情報発信が主となっていましたが、「攻めの集客ツール」としてCRMを活用することもできます。
蓄積した顧客情報をCRMで分析することにより、どの時間帯に、どのような商品がよく出ているのか、どのような客層が多くなっているのかなどを可視化することが可能。そのデータに基づいてさまざまなプロモーション(レディースデーや時間帯サービスなど)を展開していけば、効率よく売上を向上させられるだけでなく、顧客満足度もアップ。リピート客の増加にも繋がります。
また、年齢・性別・職業などに合わせて店舗独自の情報をメールマガジンなどにし、ベストなタイミングで配信することも可能。呼び込みやチラシなどのコストをかけることなく、業績アップが見込めるようになるのです。
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ユースケース11.「
美容室 業界におけるCRMの必要性」
顧客の獲得競争が激しい美容院業界においては、利用者のリピート率向上が何より重要。そのためにはスタッフの技術力・設備の充実はもちろんのこと、利用者が「また来たい」と思えるようなサービスの提供が必須となっています。
ここで役に立つのが、顧客情報だけでなく関係性までも管理できるCRMです。CRMでは、顧客の詳細情報(好みのスタイル・性格・来店頻度など)やスタッフとのやり取りを管理・分析することで、利用者が本当に求めているものを明確にすることが可能。顧客の感動を生むような、よりキメの細かいおもてなしができるようになるのです(カスタマーエクスペリエンス)。
CRMによるカスタマーエクスペリエンスの向上は、他サロンとの差別化にも有効。利用者のリピート率を高めるだけでなく、顧客離反の抑制・口コミでの集客効果なども狙えるようになります。
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ユースケース12.「
エステ 業界におけるCRMの必要性」
エステサロンの稼働率向上に、予約管理と営業活動は欠かせません。しかし、紙ベースやExcelなどで予約管理をしていると全体の把握が難しく、顧客それぞれの情報管理も困難。その日その日の施術に手一杯となり、それ以上の顧客サービスができなくなることもしばしばです。
しかし、顧客との接点すべてを管理できるCRMを導入すれば、それらの悩みは解消。すでにある顧客情報(個人情報・契約内容・施術履歴など)が一元化されるだけでなく、顧客の悩みや希望といったデータも全スタッフで効率的に共有可能となります。担当者がいないときでもキメ細やかな心遣い・サービスができるようになり、顧客満足度の向上を狙えます。
また、予約に関しても、Web予約・店舗での予約・電話予約を一元管理。予約の変更なども簡単に行えるため、ダブルブッキングなどのトラブルを防ぐ効果も期待できます。さらに、顧客の行動を把握した適切なタイミングでのメールで来店を促したり、来店後のフォローメールなどのアフターサービスで顧客満足度をアップさせることも可能です。
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ユースケース13.「
大学 業界におけるCRMの必要性」
現代では企業経営だけでなく、学校運営における環境も大きく変化。生き残り競争も過熱しており、さまざまな変化に対応していける柔軟さ・スピード感が大学にも求められています。
大学運営においても、CRMの導入は有効です。学内に散らばっている学生情報・教育研究活動内容・運営などにまつわるデータを収集・管理・分析することで、大学運営状況の「見える化」が可能。学生に対してどのような支援や教育が必要かも明確となり、より質の高いサポートの提供ができるようになります。