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位置情報ロケーションサービスのバックグラウンドCRM — Arcury(どこドロ+・どこバス+)でのEMOROCO CRM Lite活用
こんにちは、CRMエバンジェリストの松原です。
「システムの裏側で、顧客との関係を育てるCRM」——これがバックグラウンドCRMという概念です。
アーカス・ジャパンが開発する次世代ECプラットフォームである電子行商人(e-Merchant)プラットフォーム「Arcury(アーキュリー)」は、ドローンの位置をリアルタイムで追跡する「どこドロ+」とバスの現在地・運行状況を管理する「どこバス+」を展開しています。
これらのサービスの裏側で、EMOROCO CRM Liteがバックグラウンドとして機能し、法人顧客・自治体・パートナーとの関係を管理しています。
この記事では、ロケーションテックサービス特有のCRM設計と、Arcuryでの活用方法を解説します。
Arcuryとは——「どこドロ+」と「どこバス+」
どこドロ+:https://www.arcuss-japan.com/products/dronelocation
ドローンのリアルタイム位置情報追跡システムです。
複数のドローンの現在地・飛行経路・稼働状況を地図上で一元管理できます。
物流・農業・インフラ点検など、ドローンを業務利用する法人・自治体向けに展開しています。
どこバス+:https://www.arcuss-japan.com/products/buslocation
バスの現在地・運行状況をリアルタイムで管理・表示するロケーションシステムです。
乗客向けのバス位置情報表示だけでなく、運行事業者の配車管理・遅延管理にも活用されます。
自治体・交通事業者との連携で運営されています。
両サービスに共通するのは「B2B(法人・自治体)と直接契約し、そのロケーション情報サービスが地域住民・現場担当者に届く」という構造です。
直接の「顧客」は自治体・法人ですが、エンドユーザーの体験も重要な管理対象になります。
バックグラウンドCRMとは何か
「バックグラウンドCRM」とは、サービスの表側(ユーザーが直接触れる地図画面・管理画面)ではなく、「裏側」で顧客との関係を管理するCRMの役割を指します。
Arcuryの場合、ユーザーが触れるのは「どこドロ+」「どこバス+」の位置情報管理画面です。
EMOROCO CRM Liteは、そのサービスを支える「法人顧客・自治体・パートナー」との関係管理を担います。
【Arcuryのシステム構造】
エンドユーザー(地域住民・現場担当者)
↕ 位置情報の確認・活用
どこドロ+ / どこバス+ロケーション管理画面
↕ 外部コネクタ連携
EMOROCO CRM Lite(バックグラウンドCRM)
↕ 関係管理
法人顧客 / 自治体 / パートナー企業 / 開発協力者
Arcuryの3種類の「顧客」
バックグラウンドCRMとして機能するEMOROCO CRM Liteは、Arcuryの3種類の顧客関係を管理しています。
① 自治体・行政機関
どこドロ+・どこバス+は多くの場合、自治体との連携・補助金活用によって展開されます。
自治体担当者は頻繁に異動があり、「担当者が変わっても関係が続く設計」が特に重要です。
どこバス+の特性:
地域の公共交通を担う自治体・交通事業者との関係は長期かつ複雑です。
「運行ダイヤの変更時に素早く対応できるか」「新路線の導入検討時に先手の提案ができるか」が関係の深さを決めます。
どこドロ+の特性:
農業・狩猟・インフラ点検・災害対応など、活用シーンが多岐にわたります。
「この自治体はどのユースケースで最も効果が出ているか」をナラティブに記録し、次の提案に活かします。
主要フィールド:
- 担当者名・部署(定期的に更新)
- 感情温度(導入検討フェーズから運用フェーズまでの温度変化)
- 活用ユースケース(物流 / 農業 / インフラ点検 / 公共交通 / 災害対応 / その他)
- 補助金・実証実験の進捗ステータス
- 次回更新期限・契約条件
- ナラティブ(「この自治体が最も重視している地域課題は何か」)
② 法人顧客
どこドロ+を活用する物流企業・農業法人・建設会社との関係管理。
「どのドローンをどのルートで飛ばすか」というオペレーション支援から、「業務効率がどう変わったか」というROI確認まで、継続的な関係設計が重要です。
③ パートナー企業・開発協力者
Arcuryのサービス展開を支えるパートナー企業との関係。
「この企業は次のフェーズでどんな役割を担えるか」という戦略的な関係管理です。
フィールドとワークフローの設計
自治体顧客向けの特別フィールド
| フィールド名 | 種類 | 内容 |
|---|---|---|
| 感情温度 | 選択式 | 赤=ホット / オレンジ=ウォーム / 青=クール / 水色=コールド |
| 導入フェーズ | 選択式 | 情報収集 / 実証実験 / 正式導入 / 運用中 / 更新検討 |
| 活用サービス | 選択式(複数可) | どこドロ+ / どこバス+ / 両方 |
| 担当者(現) | テキスト | 現在の担当者名・役職 |
| 担当者(前) | テキスト | 異動前の担当者名(引き継ぎ参照用) |
| 次回異動予測 | 日付 | 人事異動の時期予測(4月・10月) |
| 地域課題メモ | テキスト | この自治体が最も重視している課題 |
| 活用ユースケース | テキスト | 実際にどの業務でシステムを活用しているか |
| 補助金・実証フラグ | 選択式 | 補助金活用中 / 実証実験中 / 通常契約 |
| 契約更新日 | 日付 | 次回契約更新のタイミング |
重要ワークフロー①:自治体担当者の異動シーズンアラート
トリガー:次回異動予測日の2ヶ月前(3月・9月)
アクション:担当者タスク生成
「{自治体名}の担当者異動シーズン2ヶ月前です。
現担当者への関係強化と、後任への引き継ぎ準備を開始してください。
活用ユースケースとナラティブメモを今のうちに整理しておくこと」
自治体との関係管理で最大のリスクは「担当者異動による関係のリセット」です。4月・10月の人事異動シーズンに合わせた先手の対応が、契約継続率を大きく左右します。
重要ワークフロー②:契約更新2ヶ月前アラート
トリガー:契約更新日の2ヶ月前
アクション:担当者タスク生成
「{顧客名}の契約更新まで2ヶ月です。
現在の感情温度:{感情温度}
サービス活用状況の確認と更新条件の提案準備を開始してください」
重要ワークフロー③:どこバス+ 路線変更・ダイヤ改正シーズンフォロー
トリガー:毎年2月1日・8月1日(ダイヤ改正シーズン前)
アクション:「活用サービス=どこバス+」の自治体・交通事業者リストを抽出
「ダイヤ改正シーズン前です。
{顧客名}の路線変更・新機能活用の提案を検討してください」
外部コネクタでArcuryプラットフォームと連携
どこドロ+・どこバス+のプラットフォームで発生したデータ(ドローン飛行回数・バス運行データ・顧客からの問い合わせ)を、外部コネクタを通じてEMOROCO CRM Liteに連携しています。
連携の例:
- 月次利用回数が前月比20%以上減少した法人顧客 → 感情温度をクールに自動更新 + 担当者アラート
- 顧客からの問い合わせが発生 → CRMに活動記録を自動登録
- 実証実験フェーズが終了 → 「正式導入提案」のBPFが自動で次フェーズに進む
- どこドロ+で新ルートを登録した顧客 → 「活用拡大のヒアリング」タスクを自動生成
バックグラウンドCRMが解決する「見えない顧客離脱」
ロケーションサービスにおける顧客離脱の特徴は「気づいたときには遅い」ことです。
システムへのログイン頻度が下がっても、解約を申し出るまで表面には出てきません。
EMOROCO CRM Liteのバックグラウンドとしての機能は、「利用データの変化を感情温度の変化として可視化し、解約申し出の前に先手のフォローを入れる」という設計です。
利用頻度が落ちた法人顧客の感情温度がクールに変化したとき、自動的にフォロータスクが生成されます。
「なぜ使わなくなってきたのか」を先に聞きに行けることが、チャーン(解約)防止の最前線になります。
まとめ——ロケーションテックにこそCRM4.0が必要
どこドロ+・どこバス+のような位置情報ロケーションサービスでは、「直接の顧客(自治体・法人)との関係の質」がサービスの持続可能性を決めます。
EMOROCO CRM Liteのバックグラウンド活用は、「サービスの精度(フロントエンド)」と「関係の深さ(バックグラウンド)」の両方を同時に育てる設計です。テクノロジーが人の移動・物の移動を最適化する時代だからこそ、その裏側で「感情を記録し、関係を育てるCRM」が必要です。
30日間の無料トライアルでお試しいただけます。
デジタル化・AI導入補助金2026 対応ツール番号:DL07-0022934
製品情報:https://www.emoroco.com/
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