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EMOROCO CRM Lite

EMOROCO CRM Liteのグラフ・KPIウィジェットでBI分析を始める方法 — 個人ダッシュボードを経営分析ツールにする

こんにちは、CRMエバンジェリストの松原です。

「売上の数字はExcelで管理しているが、顧客との関係の質はどこにも見えない」

「BIツールを導入しようとしたが、費用と設定の複雑さに諦めた」

「マネージャーに毎週レポートを出しているが、その集計作業に2時間かかっている」

CRMを導入している企業のマネージャー・経営者から聞く言葉です。

BIツール(Business Intelligence)は「データを経営判断に使える形に可視化する」仕組みです。
専用のBIツールは高機能ですが、CRMと別々に管理するコスト・連携の手間が発生します。

EMOROCO CRM Liteは、CRM上で蓄積されたデータをそのままグラフ・KPIウィジェットで可視化できる設計です。
別途BIツールを導入しなくても、個人ダッシュボードを「自分の経営分析ツール」として機能させることができます。


なぜCRMのデータがBI分析に最適なのか

一般的なBIツールは「売上・在庫・財務データ」を可視化します。
EMOROCO CRM LiteのBI機能が他と違うのは、「顧客との関係の状態」というデータを経営指標として可視化できる点です。

【一般的なBIで見えるデータ】
売上額・受注件数・在庫回転率・財務KPI

【EMOROCO CRM LiteのBI的な活用で見えるデータ】
・感情温度の分布(ホット/ウォーム/クール/コールドの割合)
・ナーチャリングスコアの推移
・案件フェーズごとの件数・金額
・担当者別のフォロー実施率
・チャーンリスク(クール以下の割合)の推移

「売上はこれだけ上がったが、顧客との関係は深まっているか」——この問いに答えられるのが、EMOROCO CRM LiteのBI活用の独自の価値です。


KPIウィジェットで追うべき5つの指標

個人ダッシュボードのKPIウィジェットに設定すべき指標を、役職別に整理します。

経営者・代表が追うべきKPI

① 今期売上見込み
 → 進行中の案件の合計金額
 → 「目標に対してどれくらい積み上がっているか」

② 感情温度ホット・ウォームの顧客数(全体比率)
 → 「健全な顧客関係を維持している割合」
 → この比率が下がると、チャーンが増加する先行指標

③ クール以下の顧客数
 → 「今、リスクにある顧客が何件あるか」
 → 月次でモニタリングし増減を確認

④ 今月の新規受注件数
 → 目標値との比較

⑤ 今月の紹介経由の新規件数
 → 紹介率が高い = 顧客満足度が高い証明

営業マネージャーが追うべきKPI

① チーム全体の今月売上見込み
② 担当者別の感情温度クール以下顧客数
③ 今週のワークフロータスク完了率
④ 失注件数と失注率(今月)
⑤ 案件フェーズ別の件数・滞留状況

営業担当者が追うべきKPI

① 自分の今月売上目標達成率(%)
② 担当顧客のうちクール以下の件数
③ 今日・今週のタスク完了数
④ 感情温度をホットにした件数(今月)
⑤ 新規アプローチ件数(今月)

グラフウィジェットで見るべき5つの分析

KPIが「現時点の数字」なら、グラフは「時間の流れ」を見るためのものです。

分析①:感情温度の月次推移グラフ

見方:
 毎月末の感情温度分布(ホット/ウォーム/クール/コールド)を
 積み上げ棒グラフで表示

何がわかるか:
 ・クールが増えているか・減っているか
 ・施策の効果が出ているか(クール対応強化後に減少したか)
 ・季節性(特定の月にクールが増えるパターンがないか)

アラートのしきい値例:
 クール以下が全体の30%を超えたら要注意

分析②:案件フェーズ別の件数・金額推移

見方:
 各フェーズ(リード/提案中/交渉中/受注確定)の
 件数・金額を月次で折れ線グラフ表示

何がわかるか:
 ・商談がどのフェーズで止まっているか
  (例:提案中が増えているが交渉中に進まない)
 ・ボトルネックの発見
 ・売上予測の精度向上
  (交渉中の合計金額 × 平均受注率 = 翌月売上予測)

分析③:担当者別パフォーマンス比較

見方:
 担当者ごとの受注件数・感情温度ホット割合・
 タスク完了率を棒グラフで比較

何がわかるか:
 ・高パフォーマンス担当者の特徴
  (感情温度の更新頻度が高い担当者が
   受注率も高い、等の相関を発見)
 ・支援が必要な担当者の早期発見
 ・ベストプラクティスの横展開

分析④:ナーチャリングスコアの分布グラフ

見方:
 全顧客のナーチャリングスコアを
 レンジ別(0〜20/21〜40/41〜60/61〜80/81〜)で
 棒グラフ表示

何がわかるか:
 ・高スコア帯の顧客が増えているか
  (顧客のエンゲージメントが全体的に上がっているか)
 ・低スコア帯で感情温度がホットの顧客
  (担当者の思い込みが多いか)
 ・高スコア帯で感情温度がクールの顧客
  (隠れた関心顧客が多いか)

分析⑤:受注経路別の成果比較

見方:
 「来館経緯・問い合わせ経路」フィールド別に
 受注件数・金額を比較

何がわかるか:
 ・紹介 vs Web問い合わせ vs 展示会
  どの経路が最も成約率・単価が高いか
 ・投資対効果の高い集客チャネルの特定
 ・紹介顧客のLTVが高ければ紹介施策を強化すべき根拠に

ダッシュボードの構築ステップ

STEP 1:「追う指標」を3つだけ決める

最初から多くのウィジェットを設定すると、どこを見るべきかわからなくなります。
まず「自分が毎日確認すべき指標」を3つだけ選んでください。

【推奨スタート3点セット】

経営者:
 ① 今期売上見込み(KPI)
 ② 感情温度クール以下の件数(KPI)
 ③ 感情温度月次推移(グラフ)

マネージャー:
 ① チーム売上見込み(KPI)
 ② 担当者別クール以下件数(一覧)
 ③ 案件フェーズ別件数(グラフ)

担当者:
 ① 今月目標達成率(KPI)
 ② 今日のタスク一覧(一覧)
 ③ 自分の担当案件一覧(感情温度付き)

STEP 2:週次で数字を確認する習慣を作る

BIの価値は「見ること」ではなく「見て判断・行動すること」にあります。

【週次確認の5分ルーティン】

月曜朝:
 ① 今週の感情温度クール以下の件数を確認
 ② 先週から新たにクール化した顧客に今週フォロー
 ③ KPIの進捗を確認して今週の優先行動を決める

STEP 3:月次で「気づき」を記録する

グラフの数字が動いたとき、「なぜ動いたか」をメモしておくことで、CRMデータが「会社の経営知識」になります。

月次レビューの記録例:

「2026年5月のクール以下の顧客が28%→33%に増加。
 原因:4月の担当変更が多かった月。
 対応:5月中に新担当者への引き継ぎ面談を設定。
 翌月確認ポイント:6月末にクールが減少しているか」

専用BIツールとの使い分け

EMOROCO CRM LiteのBI機能で十分なケースと、専用BIツール(Tableau・Power BI等)が必要なケースを整理します。

【EMOROCO CRM LiteのBI機能で十分なケース】
・顧客との関係性・案件状況の可視化が主目的
・担当者・マネージャー・経営者の「日常の確認」
・中小企業・少人数チームでのBI活用
・BIツールの導入コスト・運用コストを抑えたい

【専用BIツールが適するケース】
・財務・会計・在庫・生産データとの統合分析
・複数のデータソースを横断した大規模な分析
・SQL・データサイエンスチームがいる環境
・Excelを超えた高度な統計分析が必要

多くの中小企業では、EMOROCO CRM LiteのBI機能で日常的な経営判断に必要な情報は十分に得られます。
Zapier・Power Automateで会計ソフト(freee・マネーフォワード)と連携することで、財務データも一部統合できます。


まとめ——「データが見える」から「データで動く」へ

BIの本質は「きれいなグラフを作ること」ではありません。
「データを見て、判断して、行動を変えること」です。

EMOROCO CRM Liteのグラフ・KPIウィジェットは、顧客との関係の状態を「見える化」します。
感情温度のクールが増えているなら先手フォローを強化する。
案件が提案中フェーズで滞留しているなら商談同行を増やす——このような「データに基づいた行動の変化」を起こすことが、BI活用の目的です。

まずKPIウィジェットを3つだけ設定し、毎朝30秒確認する習慣から始めてください。

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デジタル化・AI導入補助金2026 対応ツール番号:DL07-0022934
製品情報:https://www.emoroco.com/


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この記事を書いた人
松原 晋啓

アーカス・ジャパン代表取締役/CRMコンサルタント
詳細プロフィールはこちら
アクセンチュア等でSE、アーキテクト、コンサルタント、インフラジスティックスでエバンジェリスト(Microsoft MVP for Dynamics CRM(現 Microsoft MVP for Business Solutions))、マイクロソフトでソリューションスペシャリスト(Dynamics CRM製品担当)を経て、現在はCRMを専門に扱うサービスチームを率いて大小様々の企業のCRM導入や事業立上げを支援、その傍らでCRMエバンジェリストとしてイベントや記事寄稿を通じて"真の"CRMの理念の普及に努めている。
アクセンチュアでCRMを学び、マイクロソフトでCRM2.0(プラットフォーム型CRM)を提唱して世界的に広めてWWで表彰を受けたCRMの正統後継者にして現役最長のCRM専門家(CRM診断士/CRMドクター)
その後もCRM3.0(パーソナライズドCRM)、CRM4.0(クリエイティブCRM)を提唱するCRMの第一人者としてインタビューを受けたり、The Wall Street Journal、Newsweek、TIME、WORLDCOM、毎日新聞(週刊エコノミスト)、文化放送等、国内外で多くの賞を受賞し、「経済界」にて4年連続で関西財界を代表する企業として選出されている。
著書:バーサタイリスト - 35歳までに「1万人に1人」の実力者になる方法

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