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EMOROCO CRM Lite

顧客管理システムの選び方 — 高機能CRM・ノーコード/ローコードツール・スクラッチ開発・EMOROCO CRM Liteを徹底比較

こんにちは、CRMエバンジェリストの松原です。

「顧客管理をどうにかしたい」と考えたとき、実は選択肢は一つではありません。

大きく分けると
①高機能CRMパッケージ
②汎用のノーコード・ローコードツール
③自社でのスクラッチ開発
④EMOROCO CRM Liteのようなノーコード型CRMという
4つのアプローチが存在します。

それぞれに、はっきりとした得意分野と苦手分野があります。
今回は、特定の他社製品名を挙げることはせず、この4つのカテゴリそのものを比較し、自社にとってどれが向いているのかを判断するための材料を整理します。

パッと見でわかる4カテゴリ比較表

比較軸 高機能CRM全般 汎用ノーコード/ローコードツール全般 スクラッチ開発 EMOROCO CRM Lite
初期費用 高い(数十万〜数百万円規模のことも) 中程度(プラン次第) 非常に高い(要件定義〜開発費) 0円
月額費用 高い(ユーザー単価が高め) 中程度 保守費として別途発生 低い(1,500円/ユーザー)
導入期間 長い(要件定義・設定に数ヶ月) 中程度(ゼロから構築) 非常に長い(要件定義〜開発〜テスト) 短い(トライアルからすぐ開始可)
CRM専門機能の充実度 非常に高い 低い(自分で作り込む必要) 要件次第(作れば何でもできる) 高い(CRM標準機能を最初から搭載)
カスタマイズ自由度 中程度(プラットフォームの制約あり) 高い 最も高い 高い(ノーコードで拡張可能)
現場定着のしやすさ 機能過多になりがち 一から設計するため属人化しやすい 作り込み次第 段階的に使えるため定着しやすい
保守・運用負担 ベンダー任せの部分が多い 自社での運用設計が必要 自社に重くのしかかる ベンダー+セルフホストの両対応
ベンダーロックイン・継続リスク 高い(乗り換えコスト大) 中程度 リスクの種類が異なる(属人化リスク) 低い(セルフホスト・全データエクスポート対応)

① 高機能CRM全般 — 機能は充実しているが、身の丈に合わないことも

大手企業向けの高機能CRMは、営業支援・マーケティング・カスタマーサポートまで、あらゆる機能を網羅していることが強みです。
大規模な組織で、複雑な承認フローや多層的な権限管理が必要な場合には、高い実績と安定性を発揮します。

一方で、月額費用・初期費用ともに高額になりがちで、中小規模の組織にとっては「機能の1割も使わないまま高い料金を払い続ける」という状態に陥りやすいという弱点があります。
設定変更にも専門知識が必要になることが多く、ちょっとした項目追加のために外部ベンダーへの依頼が発生することも珍しくありません。

② 汎用ノーコード/ローコードツール全般 — 自由度は高いが、CRMとしての土台がない

近年人気の高い汎用ノーコード・ローコードツールは、テーブルやワークフローを自由に組み立てられる柔軟性が魅力です。
価格帯も比較的抑えられているものが多く、業種を問わず様々な業務システムに応用されています。

ただし、これらのツールはあくまで「汎用的な箱」であり、取引先・案件・活動履歴といったCRMに必要な構造や、営業プロセスの標準的な考え方が最初から用意されているわけではありません。
CRMとして使うには、エンティティの設計からセキュリティロール、営業プロセスの流れまで、すべてを自分たちでゼロから設計する必要があります。
自由であることの裏返しとして、「何を作ればいいか」を自社で決めきれず、中途半端な構築で止まってしまうケースも見られます。

③ スクラッチ開発 — 完璧にフィットするが、将来的なリスクを抱える

自社の業務に合わせて一から作られたシステムは、既製品にはないフィット感があります。
しかし、開発した担当者への属人化、技術的負債の蓄積、法改正やセキュリティ対応の遅れなど、時間が経つほど静かに積み上がっていくリスクを抱えています。
この点については、以前自社スクラッチシステムが抱える将来のリスクで詳しく解説しました。

導入時点でのフィット感の高さと、長期的な保守リスクの高さは、いわば表裏一体の関係にあります。

④ EMOROCO CRM Lite — CRMの土台とノーコードの柔軟性を両立

EMOROCO CRM Liteは、この4カテゴリの中で、「CRMとしての標準的な土台」と「ノーコードによる柔軟な拡張性」を両立させることを狙った位置づけです。

  • 取引先・案件・活動管理といったCRM標準機能が、最初から用意されている(汎用ノーコードツールにはない強み)
  • エンティティ・フィールド・フォームを自由に追加でき、業種特有の項目にも対応できる(高機能CRMにはない柔軟性)
  • 月額1,500円・初期費用0円で、スクラッチ開発のような大きな初期投資を必要としない
  • セルフホストにも対応しており、ベンダーロックインのリスクを抑えられる

もちろん、大企業の複雑な業務要件をすべてカバーできるわけではありませんし、スクラッチ開発ほどの「完全なフィット感」を最初から持っているわけでもありません。
あくまで、中小規模の組織が、身の丈に合った形でCRMを始め、必要に応じて育てていくための選択肢です。

どのカテゴリを選ぶべきか

最後に、判断の目安を整理します。

  • 大企業で、複雑な業務要件と潤沢な予算がある場合:高機能CRM全般が向いています
  • CRM以外の業務システムも含めて、自由に何でも作りたい場合:汎用ノーコード/ローコードツールが向いています
  • 自社の業務に完全にフィットさせたく、長期的な保守体制も確保できる場合:スクラッチ開発が向いています
  • CRMとしての土台を持ちながら、低コストで始めて柔軟に育てていきたい場合:EMOROCO CRM Liteのようなノーコード型CRMが向いています

自社の規模、予算、社内のIT体制によって、最適な選択肢は変わります。
この記事が、その判断材料の一つになれば幸いです。

EMOROCO CRM Liteは月額1,500円/ユーザー(最低3ユーザーから)・初期費用0円で、30日間の無料トライアル(https://www.emoroco.com/)から実際の使い心地を確認いただけます。
IT導入補助金対象ツール番号:DL07-0022934。

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この記事を書いた人
松原 晋啓

アーカス・ジャパン代表取締役/CRMコンサルタント
詳細プロフィールはこちら
アクセンチュア等でSE、アーキテクト、コンサルタント、インフラジスティックスでエバンジェリスト(Microsoft MVP for Dynamics CRM(現 Microsoft MVP for Business Solutions))、マイクロソフトでソリューションスペシャリスト(Dynamics CRM製品担当)を経て、現在はCRMを専門に扱うサービスチームを率いて大小様々の企業のCRM導入や事業立上げを支援、その傍らでCRMエバンジェリストとしてイベントや記事寄稿を通じて"真の"CRMの理念の普及に努めている。
アクセンチュアでCRMを学び、マイクロソフトでCRM2.0(プラットフォーム型CRM)を提唱して世界的に広めてWWで表彰を受けたCRMの正統後継者にして現役最長のCRM専門家(CRM診断士/CRMドクター)
その後もCRM3.0(パーソナライズドCRM)、CRM4.0(クリエイティブCRM)を提唱するCRMの第一人者としてインタビューを受けたり、The Wall Street Journal、Newsweek、TIME、WORLDCOM、毎日新聞(週刊エコノミスト)、文化放送等、国内外で多くの賞を受賞し、「経済界」にて4年連続で関西財界を代表する企業として選出されている。
著書:バーサタイリスト - 35歳までに「1万人に1人」の実力者になる方法

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