トピックス

EMOROCO CRM Lite

Webリソース機能 実践編 — フォームに「補助説明パネル」を追加してみる

こんにちは、CRMエバンジェリストの松原です。

標準画面だけでは足りない、あと一歩を埋める

CRMを現場に定着させようとすると、こんな場面に必ず出会います。

「このフィールド、何を入力すればいいのか新人には分かりにくい」
「入力例を画面に出しておきたいけれど、標準機能だけでは表現しきれない」

エンティティやフィールド、フォームをノーコードで組み立てられるEMOROCO CRM Liteでも、さすがに「HTMLで書いた補助説明パネルを埋め込む」ようなことは、標準のフォーム設定画面だけでは対応しきれません。
ここで活躍するのがWebリソース機能です。

今回は、実際の管理画面を見ながら、Webリソースをどう作成し、フォームに組み込んでいくのかを手順として解説します。

Webリソースとして登録できるファイルの種類

Webリソースの作成画面では、ファイルの種類として次の9種類から選べます。

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript(JS)
  • XML
  • PNG
  • JPG
  • GIF
  • ICO
  • SVG

つまり、単なる静的な画像だけでなく、HTML・CSS・JavaScriptをひとまとまりの部品として登録できるということです。
フォーム内に埋め込む説明パネルはもちろん、簡易的な入力チェックスクリプトや、独自の集計表示ロジックまで、コードとして管理画面上に保存しておけます。

Webリソース作成画面の使い方

Webリソースの作成は、次の項目を埋めるだけです。

  1. ファイルをアップロード、またはコード欄に直接HTML/CSS/JSを記述
  2. ファイルの種類を選択(HTML、CSS、JSなど)
  3. 名前(内部的な識別名。テナントごとのプレフィックスが自動で付与されます)
  4. 表示名(管理画面上でわかりやすく表示するための名称)
  5. 説明(用途や埋め込み先のメモ)
  6. 言語(多言語対応が必要な場合に指定)

ファイルをアップロードする方法と、コードを直接貼り付ける方法のどちらにも対応しているため、手元に既存のHTMLファイルがあればそのままアップロードできますし、ちょっとした説明文だけならコード欄に直接書いてしまう方が早いこともあります。

実践例:フォームに入力ガイドパネルを追加する

具体的に、「見積金額を入力する際に、値引き承認が必要になる金額ラインをその場で表示する」という補助パネルを作ってみましょう。

  1. Webリソース作成画面で、ファイルの種類に「HTML」を選択
  2. コード欄に、金額のしきい値を説明する簡単なHTML(例:「30万円を超える場合は上長承認が必要です」といった案内文とスタイル)を記述
  3. 表示名を「見積金額入力ガイド」などわかりやすい名前に設定して保存
  4. フォーム設定画面から、対象のフォームに今回作成したWebリソースを配置

これで、見積フォームを開いた担当者の目に、入力の注意点が自然と入るようになります。
マニュアルを別途配布したり、口頭で都度説明したりする手間が減り、新人でも迷わず入力できる画面に近づきます。

標準機能を壊さず、必要な分だけ拡張する

Webリソース機能の良さは、CRMの標準的な仕組み(エンティティ・フィールド・フォーム・ワークフロー)を壊すことなく、必要な部分だけを軽量にカスタマイズできる点にあります。
全体をフルスクラッチで作り込むのではなく、「ここだけ、もう一歩気の利いた画面にしたい」という部分に絞って手を加えられるため、保守の負担も最小限に抑えられます。

管理画面からいつでも内容を差し替えられるので、業務ルールが変わったときも、フォームそのものを作り直すことなく、Webリソースの中身を更新するだけで対応できます。

EMOROCO CRM Liteは月額1,500円/ユーザー(最低3ユーザーから)・初期費用0円で、30日間の無料トライアル(https://www.emoroco.com/)から始められます。
IT導入補助金対象ツール番号:DL07-0022934。


関連記事

この記事を書いた人
松原 晋啓

アーカス・ジャパン代表取締役/CRMコンサルタント
詳細プロフィールはこちら
アクセンチュア等でSE、アーキテクト、コンサルタント、インフラジスティックスでエバンジェリスト(Microsoft MVP for Dynamics CRM(現 Microsoft MVP for Business Solutions))、マイクロソフトでソリューションスペシャリスト(Dynamics CRM製品担当)を経て、現在はCRMを専門に扱うサービスチームを率いて大小様々の企業のCRM導入や事業立上げを支援、その傍らでCRMエバンジェリストとしてイベントや記事寄稿を通じて"真の"CRMの理念の普及に努めている。
アクセンチュアでCRMを学び、マイクロソフトでCRM2.0(プラットフォーム型CRM)を提唱して世界的に広めてWWで表彰を受けたCRMの正統後継者にして現役最長のCRM専門家(CRM診断士/CRMドクター)
その後もCRM3.0(パーソナライズドCRM)、CRM4.0(クリエイティブCRM)を提唱するCRMの第一人者としてインタビューを受けたり、The Wall Street Journal、Newsweek、TIME、WORLDCOM、毎日新聞(週刊エコノミスト)、文化放送等、国内外で多くの賞を受賞し、「経済界」にて4年連続で関西財界を代表する企業として選出されている。
著書:バーサタイリスト - 35歳までに「1万人に1人」の実力者になる方法

インタビュー記事
取材や講演等の依頼は下記問合せよりご連絡ください。
TEL 06-6195-7501
フォームでのお問い合わせ

同じカテゴリの記事