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kintoneからEMOROCO CRM Liteに乗り換えた理由 — 「作るCRM」から「育てるCRM」へ
こんにちは、CRMエバンジェリストの松原です。
「kintoneで作ったCRMが、誰も使わなくなった」
この相談を受けるとき、私はいつも同じことを思います。
「それはkintoneが悪いのではない。CRMを自分で作ることの難しさに、事前に気づけなかっただけだ」と。
kintoneは優れたツールです。
業務アプリを自由に構築できる柔軟性は本物です。
でもCRMとして使うには、「作ることへの投資」と「育てることへの投資」という2つの投資が必要です。
多くの会社が前者に疲弊して、後者に辿り着けないでいます。
この記事では、kintoneからEMOROCO CRM Liteに乗り換えた会社に共通する「なぜ乗り換えたか」を整理します。
※本記事は業界の実態と複数社の導入パターンをもとにした仮想ストーリーです。
kintoneでCRMを作った会社に起きる「3つの典型的な失敗」
失敗①:「完成した日が、使われなくなる日」
kintoneでCRMを構築する最初の工程は「設計」です。
どんなフィールドを作るか、どんな画面レイアウトにするか、どんなワークフローを組むか——これを決めるのに、平均して設計15時間・構築30時間・テスト10時間、合計50〜60時間程度かかります。
問題は、この50〜60時間が終わった「完成日」から始まります。
作ったCRMは「その時点での業務」に最適化されています。
でも業務は変わります。
担当者が変わる。
顧客の業種が変わる。
追いたい数字が変わる。
その都度「設計→構築→テスト」のサイクルを回せるスキルを持った人間が、社内にいなければなりません。
最初に構築した担当者が異動・退職した瞬間、誰もメンテナンスできなくなる——これが「完成した日が使われなくなる日」という皮肉な現実です。
失敗②:「感情温度を実装しようとして挫折した」
kintoneでCRMを使い始めた会社から「感情温度という概念を知ったので実装したい」という相談を受けることがあります。
感情温度は「ホット・ウォーム・クール・コールド」という選択肢を持つフィールドを作るだけなら、kintoneでも数分でできます。
問題は「感情温度が変化したときに自動でタスクを生成する」「クール以下の顧客だけをダッシュボードで抽出して色分けして表示する」という部分です。
これを実現するには、kintoneのAPIとJavaScriptプラグインの知識が必要になります。
「ノーコードで始めたつもりが、気づいたら外注先に30〜100万円払って構築していた」——これも典型的な失敗パターンです。
失敗③:「kintoneのCRM以外の業務で使い始めたら、CRMが後回しになった」
kintoneの最大の強みは「CRM以外の業務も構築できること」です。
勤怠管理・案件管理・申請承認・社内wiki——これらをkintoneに統合しようとする会社は多い。
でも実際に複数の業務アプリが乗り始めると、CRMのメンテナンスは後回しになっていきます。
「kintoneの担当者はいるが、CRMの設計を考え続ける担当者がいない」という状態になります。
CRMは「設定して終わり」ではなく「使いながら育て続けるもの」です。
育てることに専念できる設計でなければ、形骸化します。
乗り換えを決断した会社の実例
事例A:コンサルティング会社(社員12名)
kintoneで何を作っていたか: 顧客管理アプリ・案件管理アプリ・活動記録アプリの3つを自社構築。ITに詳しい社員(Kさん)が設計・構築を担当した。
何が起きたか: 構築完了から8ヶ月後、KさんがIT担当のポジションから別部門に異動。以降、フィールドの追加・変更ができる人間がいなくなった。「感情温度を追加したい」「GISマップを実装したい」という要望が出るたびに外注見積を取ったが、毎回10〜30万円の費用がかかることがわかり、結果的に何も変えられないまま1年が経過した。
乗り換えの決め手:
「kintoneは『作るコスト』に投資し続けるツールだとわかりました。
EMOROCOは『使うこと』に投資できるツールだった。
感情温度もGISマップも最初から入っていた。
私たちが欲しかったのは、作ることではなく、顧客との関係が育つことでした」(代表取締役)
乗り換え後の変化:
| 指標 | kintone時代 | EMOROCO移行後 |
|---|---|---|
| フィールド変更の所要時間 | 外注依頼→2〜4週間 | 担当者が当日に対応 |
| CRM入力率 | 41% | 79% |
| 週次報告会議の時間 | 月8時間 | 廃止 |
| 新ワークフロー設定 | 外注費10〜30万円 | 担当者が1時間で設定 |
事例B:製造業ルート営業会社(営業7名・顧客200社)
kintoneで何を作っていたか: サイボウズのパートナー企業に依頼して顧客管理アプリを構築。費用は55万円。月額はkintoneスタンダード(税込1,980円×10ユーザー=19,800円)+プラグイン月額8,000円の合計約28,000円。
何が起きたか: 構築したアプリに「GISマップ機能がない」ことが導入後に判明。パートナー企業に追加開発を依頼したところ、見積が38万円。また「失注理由を分析してデータを取りたい」という要望も追加開発が必要で22万円。1年間でkintone関連の追加費用が78万円になった。
乗り換えの決め手:
「最初の構築費用55万円の時点で、EMOROCOの5年分のライセンス料(営業7名×月1,500円×60ヶ月=63万円)とほぼ同額だったんです。
さらに追加費用が78万円。
kintoneに133万円使って、EMOROCOに最初から移行していれば63万円だったと気づいたとき、正直頭が真っ白になりました」(営業部長)
乗り換え後の変化:
| 指標 | kintone時代 | EMOROCO移行後 |
|---|---|---|
| GISマップ | 追加開発38万円(未実施) | 標準機能・即日利用 |
| 失注分析 | 追加開発22万円(未実施) | 標準機能・即日利用 |
| 月額費用(7名) | 約28,000円 | 10,500円 |
| 受注率 | 19% | 27%(+8ポイント) |
kintoneとEMOROCO CRM Liteの「設計思想の差」
2つのツールの違いは機能の多少ではありません。設計の出発点が違います。
kintone:「白いキャンバス」
→ 業務アプリを自由に構築するプラットフォーム
→ CRMは「自分で描く」もの
→ 投資の中心:設計・構築・メンテナンス
EMOROCO CRM Lite:「最初からCRMが描かれたキャンバス」
→ CRM4.0として最初から設計されたCRM
→ CRMは「育てる」もの
→ 投資の中心:顧客との関係を深めること
この違いは「どちらが優れているか」ではありません。
「自分たちに何が必要か」という問いへの答えです。
kintoneが向いている会社:
- CRM以外の業務アプリも含めて、社内業務全体を1つのプラットフォームに統合したい
- IT担当者がいて、継続的にアプリを構築・メンテナンスできる
- 既にkintoneを使っていて、周辺アプリとの連携が重要
EMOROCO CRM Liteが向いている会社:
- CRMとして今日から動かしたい(設計・構築の時間を最小化したい)
- 感情温度・GISマップ・業種別設計テンプレートがすぐに必要
- IT担当者がいなくても現場が設定変更できる環境が必要
- 国内外の顧客・取引先との関係をデータで深め、規模を問わず展開したい
コスト比較——3年間のトータルで考える
| 費用項目 | kintone(スタンダード・10名) | EMOROCO CRM Lite(10名) |
|---|---|---|
| 月額ライセンス | 19,800円(税込) | 15,000円 |
| 初期構築費用 | 30〜100万円(外注の場合) | 0円(テンプレートあり) |
| 追加開発費用(3年) | 20〜80万円(機能追加のたびに) | 0円(ノーコードで自社対応) |
| プラグイン費用 | 5,000〜20,000円/月 | 0円(標準機能に含む) |
| 3年間トータル | 約120〜330万円 | 約54万円 |
※kintoneの構築費用・追加開発費用は規模・要件により大きく変動します。外注不要の場合は内製工数(人件費)が代わりに発生します。
乗り換えの手順——kintoneのデータをEMOROCO CRM Liteに移行する
kintoneのデータ移行はCSVエクスポートを使います。
STEP 1:kintoneから顧客データをCSV形式でエクスポート
STEP 2:CSVの列名をEMOROCO CRM Liteのフィールド名に対応させる
STEP 3:EMOROCO CRM LiteにCSVインポート
STEP 4:感情温度・ナラティブ等の追加フィールドを設定
STEP 5:ワークフローを設定して稼働開始
最も手間がかかるのはSTEP 2のフィールドの対応付けです。
kintoneで独自に作ったフィールド名とEMOROCO CRM Liteの標準フィールドを対照させる作業ですが、多くの場合1〜2時間で完了します。
まとめ——「作ること」に疲れたら、「育てること」へ
kintoneでCRMを作ろうとした会社の多くは、真剣にCRMに取り組もうとした会社です。
その姿勢は正しかった。ただ、「CRMを自分で作ること」と「CRMを使って顧客との関係を育てること」は、まったく別の投資です。
EMOROCO CRM Liteは、後者に100%投資できるように設計されています。
感情温度・GISマップ・ワークフロー・業種別テンプレートはすべて最初から動いています。
「作ること」に使っていた時間と費用を、「顧客との関係を育てること」に使う。
それがkintoneからEMOROCO CRM Liteに乗り換えた会社が、共通して言う言葉です。
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製品情報:https://www.emoroco.com/
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