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統合型リゾート(IR)向けにEMOROCO CRM Liteでゲスト・MICE・VIP顧客の関係を設計する方法
こんにちは、CRMエバンジェリストの松原です。
統合型リゾート(IR)は、カジノ・ホテル・MICE施設・エンターテインメント・ショッピング・飲食が一体となった複合施設です。その顧客管理の複雑さは、単一のホテルや施設とは次元が異なります。
同一のゲストが「カジノの常連」であると同時に「ホテルのリピーター」であり「MICE施設の法人顧客」でもある——こうした「一人のゲストの複数の顔」を統合して把握することが、IRにおけるゲスト体験の最大化と収益最大化の鍵です。
IRのCRM——三つのゲストセグメント
個人ゲスト(エンターテインメント・ホテル・カジノ): 高頻度来館者(ハイフリークエントゲスト)・VIPゲスト・ファミリー観光客など、目的と来館頻度が多様なゲスト群。「この施設のどの体験に最も価値を感じているか」というICX的な把握が、パーソナライズされた体験設計の基盤。
MICE顧客(法人): 国際会議・展示会・企業研修・インセンティブツアーなどの法人顧客。リードタイムが長く(1〜3年前からの商談)、担当者変更リスクが高い。
VIP・プレミアムゲスト: 高単価・高頻度・高LTVのゲスト。専任の関係マネージャー(ホストスタッフ)が担当するが、そのスタッフの異動・退職時の引き継ぎが最大のリスク。
フィールド設計
【個人ゲストレコード】
・氏名・国籍・居住地・来館言語
・初回来館日・最終来館日・累計来館回数
・主な利用施設(複数選択):
カジノ/ホテル/レストラン/スパ/エンターテインメント/
ショッピング/プール/その他
・来館の主な動機(選択式):
エンターテインメント/MICE参加/家族旅行/
ビジネス/記念日/その他
・ゲスト体験への感情温度:
熱狂的ファン/満足/普通/要注意/クレーム歴あり
・最も価値を感じているコンテンツ(テキスト):
例「ショーが目当て。毎回必ず観劇する」
例「スパのトリートメントが最高と繰り返し言っている」
・食の好み・アレルギー・特別リクエスト(テキスト)
・SNS影響力・口コミ力(高/中/低)
・紹介実績件数
・インターナショナルゲストの場合は文化的配慮事項(テキスト)
【VIPゲストレコード(高単価・高頻度)】
・専任ホストスタッフ(担当者)
・プレミアムティア(選択式):
ダイヤモンド/プラチナ/ゴールド
・年間来館回数・年間推定支出額
・VIPゲストとの関係史(ナラティブメモ):
例「2年前のバースデー対応を非常に喜んでいただいた。
毎年記念日には同じサプライズを用意している」
・次回来館予定日
・ホストスタッフ交代時のリスク(高/中/低)
・関係の深さ:
個人的な信頼関係/サービスへの満足/取引的
【MICE顧客レコード(法人)】
・法人名・業種・規模・本社所在地(国)
・担当窓口(法人側)・当IRの担当セールス
・最近の開催実績と規模(参加者数・滞在日数)
・次回開催予定・検討中案件の規模
・決裁フロー・意思決定者との接触状況
・競合施設との比較状況(テキスト)
・リードタイム(次回開催まで何年前から商談開始か)
・法人感情温度
ワークフロー設計
【VIPゲスト向けワークフロー】
「VIPゲストの来館から72時間後」:
→ タスク:「○○様 滞在の満足度フォロー連絡」
内容:「ホストスタッフから直接の感謝と
次回来館への期待を伝える。
今回気になった点があれば直接聞く。
次回のために『こんな体験を用意できます』
という先行案内を添える」
「VIPゲスト担当ホストスタッフの異動が決まったとき」:
→ タスク①:「VIPゲスト引き継ぎセッション(2時間)」
内容:「担当VIPゲスト全員の『関係の歴史・
こだわり・禁忌・特別な記念日・
好みの細部』を新担当者と一緒に
ナラティブメモを読みながら確認する。
口頭でしか存在しなかった情報をその場で記録」
「VIPゲストの来館から30日以上経過×通常来館サイクル超過」:
→ タスク:「○○様 来館促進の個別プロポーザル」
内容:「このゲストが最も価値を感じているコンテンツを
核にした、パーソナライズされた来館プランを
専任ホストから直接提案する」
【MICE顧客向けワークフロー】
「前回開催から1年経過×次回開催未確定」:
→ タスク:「○○社 次回MICE開催の検討状況ヒアリング」
「MICE開催の1年前」:
→ タスク:「○○社 次回開催に向けた提案準備開始」
内容:「競合施設より早く提案することが
MICE受注の最重要条件。
1年前に先手で動くことで
他施設の検討機会を排除する」
ダッシュボード設計
【VIP・プレミアムゲスト担当ダッシュボード(日次確認)】
「今日来館中のVIPゲスト一覧とプロファイル」:
好み・アレルギー・注意事項・前回の特記事項を事前確認
「来館サイクル超過のVIPゲストアラート」:
→ 今週個別アプローチすべきVIPゲスト
【MICEセールス担当ダッシュボード(週次確認)】
・開催1年前以内で未確定の法人顧客リスト
・担当セールス変更後1ヶ月以内のMICE顧客の
感情温度変化
【総支配人・経営ダッシュボード(月次確認)】
・VIPゲストのティア別来館頻度・推定支出の推移
・MICE受注パイプライン(開催規模別・確度別)
・ゲスト紹介による新規来館数
IRにおけるCRM4.0——「ゲスト体験の記憶」を施設全体の資産にする
IRの競争優位は「施設の規模」だけでは決まりません。「この施設に来るたびに、自分のことをわかってくれている」というゲスト体験の継続性が、リピートと口コミを生み出す最大の差別化要因です。
特にVIPゲスト管理において、専任ホストスタッフの「記憶」だけに依存した関係は、そのスタッフの異動・退職で一夜にして失われます。EMOROCO CRM Liteに蓄積された「ゲストとの関係の歴史・こだわり・記念日・体験の文脈」は、スタッフが変わっても「このリゾートは私を覚えている」という体験を継続させる組織の仕組みです。
セルフホスト対応のEMOROCO CRM Liteは、VIPゲストの個人情報・行動履歴といったプライバシーに配慮すべきデータを自社サーバー内で管理でき、IRのコンプライアンス要件にも対応しやすい設計です。
EMOROCO CRM Lite 製品ページ
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