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知識創造研究室 by CRM(xRM)

顧客の評価が高いDynamics 365(CRM)の“標準機能”【営業編】

みなさん、こんにちは。
新しく社会人をスタートされる、新しい環境でもう一花咲かせる、色んな思いで4月を新年度として迎える方も多くいらっしゃることと思います。『なんでも基礎が肝心ですぞ。』と教えられたことを思い出しました。
そこで今回ですが、アーカス・ジャパンはMicrosoft Dynamics 365 向け製品開発・カスタマイズは勿論得意ながら、Microsoft Dynamics 365で標準提供される“標準機能”の活用についても得意としています。
基礎を種々の実業務に適用した経験を積んでいないとこれが結構難しいんですよね。ここでは標準機能をすべて紹介するわけではありません。私のプリセールス経験からの目線で顧客がDynamics 365を業務で使えそうと思われ評価の良かった“標準機能”を、【営業編】と【サービス編】の2回にわけて、それぞれ4つずつご紹介いたします。

【営業編】

4つの標準機能が営業業務における顧客からの評価が高い。注:主観です
その1:洗練された業務プロセス
その2:アクティビティフィードによる最新情報の見える化
その3:SharePointとの文書・画像ファイルの共有
その4:Excel Onlineによるデータ更新

洗練された業務プロセス

ポイントは、洗練された業務プロセスに合わせることによる業務改革のスピード実現です。
Dynamics 365 for Sales営業支援ソリューションでは取引先管理、担当者管理、案件管理、見積管理、受注管理、等の標準的な業務機能を持っているだけでなく、それぞれの機能をつなぐオペレーション(操作)も提供されているんです。オペレーション(操作)が提供されていないと個別に使えるものの業務に適用するには多大な労力やカスタマイズを必要としなかなか適用できません。しかし、営業提案、見積、受注、供給と請求まで一連の業務がつながる格好で設計されているDynamics 365では、例えば案件で提案した見積を受注すれば[受注の作成]ボタンの操作により顧客/案件/見積と受注のリレーションが出来上がり、かつ、見積の提案製品から受注明細が自動的に組みあがるようになります。
こうした機能と操作によりCRMシステム環境をハイスピード構築できる点とOnlineであればバージョンアップされた業務を簡単に試して適用できる点もメリットに挙げられます。

アクティビティフィードによる最新情報の見える化

続いては、意外(?)と評価が高いアクティビティフィードです。
アクティビティフィードは営業情報の共有ボード/掲示板のようなものです。営業はDynamics 365を通して営業担当者それぞれが登録・更新した情報を入手して営業状況を掌握できます。また、アクティビティフィードは、営業の水平展開や特定取引をクローズするために重大な要素となりうる重要情報を入手できる簡単で便利な方法として利用できます。
Dynamics 365を見るとシステムが下図イメージのように情報を共有してくれているので、営業組織がグローバル/全国に拠点があったり、となりの営業担当者がなにをやっているのか彼/彼女の成果を横展開できる要素からヒントを得たいなどというシーンでアクティビティフィードが役に立ちます。

SharePointとの文書・画像ファイルの共有

続いては、SharePointとの文書・画像ファイルの共有です。
自社のペーパーレス化や社外との共同作業等の背景からデータの一元管理が謳われる時代で、Dynamics 365はオリジナルデータ・マルチユースの思想に対応していて代表的な例がSharePointとのドキュメント連携だと思います。これはDynamics 365に情報のデータベースをもち、ドキュメント添付はSharePointへ格納するという構造が実現できるものです。

これが良い点はDynamics 365のシステム利用者“でなくても”SharePointさえ利用できればドキュメントを見れたり新たにドキュメントを格納できるです。例えば大きな商談を取りに行く場合、営業+提案+原価+品質保証等の各担当がバラバラに動き資料を作成し共有します。この際、営業はDynamics 365に商談情報を登録して進捗管理や売値積算を行うわけですが、資料がバラバラとメールで送られてきてなどで情報が古かったりすることはよくある話です。SharePointにファイルを一元管理し、顧客との接点となる情報はDynamics 365に一元管理、それらを連携して参照できるようにしておくことで営業担当者は外出先であろうと顧客から急な問合せがあってもすぐ最新の情報にアクセスして応対することが可能になるのです。

Excel Onlineによるデータ更新

最後はExcel Onlineによるデータ更新です。言わずもがな便利な機能として定評があります。CRM Onlineが利用できる環境では追加ライセンス無でExcel Onlineが利用できるものです。

Dynamics 365は1つずつデータを開き変更内容を反映させる必要がありましたがExcel Onlineを使えば一度にまとめてデータを開き修正することが可能になります。組織変更・人事異動、報告資料向け情報更新など様々なシーンでの活用が想像できますね。

これらがMicrosoft Dynamics 365で標準提供される標準機能の“うまみ“ですね。私個人としては「洗練された業務プロセス」「アクティビティフィードによる最新情報の見える化」がなかでもオススメかなと思っています。次回【サービス編】もお楽しみに!
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※ 記事の内容は個人発信の参考情報です。記事内容のご利用は、ご自身の判断でお願いします。

この記事を書いた人
徳本 和也

関電システムソリューションズ、アバナードを経てアーティサン(アーカス・ジャパン)に勤務。
CRM導入コンサルタント、システムエンジニア。昔、尊敬する上司に「4C=奉仕の精神で頑張りなさい。」と教えられました。
その言葉を思い出して、いまは、変化(Change)が機会(Chance)を呼び、創造(Creativity)をもって挑戦(Challenge)する、そのように思いました。
皆さん一人ひとりが変化すれば、必ず将来チャンスを呼び、更なる成長を遂げるはずです。
マイクロソフト認定プロフェッショナル 、情報処理技術者(AP、FE)を持つ。

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