D365カスタマイズの壁と突破法:ohyaの実践記【#006】〜似ているけど違う!? D365自動化機能の使い分け入門(PL-200勉強編)〜
こんにちは、ohyaです。
今回からは新シリーズ 「似てるけど違う!D365自動化機能の使い分け」 を始めます。
PL-200の勉強をしていたとき、私が一番混乱したのがこのテーマです。
PL-200ってなに?
PL-200の正式名称は 「Microsoft Power Platform Functional Consultant Associate」。
Power Platform(Power Apps、Power Automate、Power BI、Power Virtual Agents)とDataverseを活用して、
業務課題を解決できる機能コンサルタントとしての知識やスキルを証明する資格試験です。
ざっくり言うと、PL-200はこんな力を問われます👇
- ・Power Apps:アプリを作る(モデル駆動型、キャンバスアプリ)
- ・Power Automate:クラウド&デスクトップの自動化フローを作る
- ・Dataverse:データ構造を設計・管理する
- ・Power BI:データを可視化・分析する
- ・業務要件をまとめ、ソリューションに落とし込む力
この試験範囲の中で、必ず出てくるのが 「自動化」系の機能。
これがまた似たような名前ばかりで、勉強初期は混乱必至なのです。
勉強中にぶつかった混乱あるある
私がPL-200の模擬問題を解いていたときのこと。
「この要件ならビジネスプロセスフローかな」と思って選んだら、正解はビジネスルール…。
「え?名前似てるし、どっちも条件とかステップとかスコープとかあるし…」と混乱。
さらに実務で「自動化フロー作って」と言われて作ったら、
相手が求めていたのはPower Automateのクラウドフローじゃなく、古いワークフローだった…なんてことも。
こんなふうに、
- ・名前が似ている
- ・どれも“自動化”や“業務効率化”に関係している
- ・設定画面が近い場所にあって、用語もかぶっている
この3重苦で混乱してしまうんです。
まずはざっくり比較表
この先の流れ
このシリーズでは、上の5つを1つずつ深掘りしていきます。
毎回、
- ・基本の仕組み
- ・使えるシーン
- ・他の機能との違い
- ・実務&試験対策ポイント
をまとめます。
予定はこんな感じ👇
- 第7回:ワークフロー(概要、使い所、非推奨の背景)
- 第8回:ビジネスルール(入力制御やフォーム自動化)
- 第9回:ビジネスプロセスフロー(業務の流れ管理)
- 第10回:クラウドフロー(Power Automateの活用例)
- 第11回:デスクトップフロー(RPA入門)
- 第12回:まとめ&使い分けチャート
おわりに
PL-200の勉強中に私が味わった混乱を、この記事を読んだあなたには味わってほしくありません(笑)
このシリーズを最後まで読めば、「似てるけど違う」5つの自動化機能を、自信を持って使い分けられるようになります。
次回は「ワークフロー」からスタートします。お楽しみに!