Dynamics 365 新機能? 業務プロセスフローの機能拡張
みなさん、こんにちは。
はっぴ~ひな祭り~してますか?(笑)(なぜかイベントの度にブログ書いてる・・・)
早いものでもう3月です。1年の6分の1が終わりました。早すぎますね。。。歳のせいでしょうか?笑
暗い無駄話はほどほどに機能紹介をしていきたいと思います。
今日は『業務プロセスフロー』です。(どやぁ!)
「何が新機能?」「前からあるやん!」などとツッコミを入れたくなりますよね?
業務プロセスフロー自体は Dynamics CRM 2013 でリリースされた機能なんですが、Dynamics 365になって出来る事が増えました。その紹介をしたいと思います。
まずは、業務プロセスフローってなんだっけ?ってところからはじめたいと思います。
ちなみに検索する際は「ビジネスプロセスフロー」でも検索するのがコツです(笑)
業務プロセスフローって?
業務プロセスフローは既に書きましたが、Dynamics CRM 2013 でリリースされた機能でプロセス(工程)を定義するためのものです。Dynamics CRM/365 では「営業案件」「サポート案件」の業務プロセスフローが初期導入時から作成されています。ステージ(フェーズ)を定義してその時に何をしなければならないのかを可視可するのに有益な機能です。
↑こやつです。
Dynamics 365になって何が出来るようになったのでしょ~?
業務プロセスフローの変更点
- 業務プロセスフローのカスタマイズするUI(画面)の変更
- 業務プロセスフローのエンティティ化
「業務プロセスフローのカスタマイズするUI(画面)の変更」は、業務ルール、業務プロセス フロー、モバイル タスク フローをカスタマイズ
する際のデザイン画面が一つになり、同じ画面で作業できるようになりました
「業務プロセスフローのエンティティ化」とは業務プロセスフローごとにエンティティが作成され、対象レコードと1:1になるレコードが作成されます。
カスタマイズ画面のエンティティ一覧の上記のものです。ここに営業案件と関連付くレコードが作成されるので、セキュリティロールによる細やかな制御が可能となったり、画面上に今のステージのアクティブな時間が表示されたり、別の業務プロセスフローを並列で動かせるようになったり、ステージが変わった後にワークフローを実行できるようになったりとカスタマイズできることがたくさん増えました。
今日はそんな中でステージが移動したときのプロセスイベントを利用してみたいと思います。
業務プロセスフローでワークフローの実行?
それではまず業務プロセスフローのデザイナを見てみましょ~
これは初期導入時に用意されている「営業案件の営業プロセス」のカスタマイズ画面です。以前とは全然違うことが分かってもらえますでしょうか。
青いものがステージになり緑のものがステップになります。また下記の通りステップの下に黄色のワークフローを呼び出すことが可能となっています。
ユーザーインターフェースとして使いやすくなったかどうかはちょっと置いといてパッと見た感じに直感的になったのではないでしょうか。
気になるのは、画面右下のグローバルワークフローではないでしょうか。
展開してワークフローを選択するとこんな感じになってます↓↓↓
これは私がカスタマイズしたものなんですが、右側の部分をみてもらうと「トリガー」と「ワークフロー」を指定する項目があります。
このグローバルワークフローは業務プロセスフローが「レコードとしてアクティブ(再アクティブ含む)になった時」「廃棄されたとき」「完了したとき」に動作するもので、「トリガー」は上記のどのタイミングで動かすかを指定します。「ワークフロー」には対象エンティティを主エンティティとしたワークフローを指定できます。この例での主エンティティは「営業案件」となります。
ワークフローの作成と業務プロセスフローの修正だけでプロセスが完了すると同時に営業案件をクローズすることが可能となります。(これって結構画期的なんですが・・・あまり取り上げられてないんですよね。。。)
ま・と・め
業務プロセスフローは今回紹介したこと以外にクライアントサイドのスクリプトでの操作も可能ですし、サーバー側のAPIにも対応したため世の中で求められているプロセスの統一という観点のカスタマイズに強くなったのではないでしょうか。
こういった機能の特性を把握して応用していけるのは、アーカス・ジャパンのコンサルティングサービスだけではないでしょうか(ニヤニヤ)
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