Microsoft Cognitive Servicesで人工知能を体験しよう!(Face API編)
みなさん、こんにちは。
今回も、Microsoft Cognitive Servicesで人工知能を体験しよう!と題して、使い方を簡単に紹介していきたいと思います。
それでは【Face API編】いってみましょう~(#^^#)
デモページのご紹介
https://www.microsoft.com/cognitive-services/
はじめに、このブログで説明している認証キーの手続きをしなくてもこちらのデモページで写真をアップロードして簡単に試すことができます。ぜひ一度ご利用ください。
Face API
Face APIは写真に写った"顔"を検知し、属性情報の分析やグループ化を行うことができる人工知能のサービスになります。
APIの使い方は今回も、GitHubに既に公開されてあるCogniteive Service関連のSDKとサンプルのリポジトリを使いたいと思います。出来上がりのソフトウェアを使用しますため、プログラムを書く必要はありません。有難く利用させてもらいましょう。
https://github.com/Microsoft/ProjectOxford-ClientSDK
リポジトリの中に"FaceAPI-WPF-Samples"というVisual Studioのソリューションがあるのでそれをビルドして実行すればサンプルアプリケーションを利用可能になります。サンプルアプリケーションを利用するには別途認証キーを取得する必要があります。認証キーの取得はMicrosoft Cognitive Servicesのホームページから発行いただけます
https://www.microsoft.com/cognitive-services/
発行した認証キーをサンプルアプリケーションに登録して、準備完了です。
それでは、サンプルアプリケーションで人工知能を体験しましょう!
顔写真を分析する
左メニューの「Face Detection」を使います。
この機能では顔の認識を行います。
写真から認識できた顔の位置(写真上のどこに顔があったか)と、男性/笑顔/眼鏡なし/推定27歳といった簡単な属性情報がでました!
推定年齢が実際より若くなっているのはマイクロソフトがサービスしてくれているのでしょうか笑
ちなみに複数名でも同時に認識してくれます。
画像内で認識してくれる人数は、顔が認識できるサイズによりますが、最大64名までとなっています。なお、写っている顔のサイズが小さいと認識を行ってくれません。
次に左メニューの「Face Find Similar」を使います。
左側には自分や他のいくつか写真を用意しまとめてアップロードしておきます。右側には探したい元となる写真を用意してアップロードします。この処理としては、右側の顔をもとに、左側の写真の中から似た顔を分析して見つけ出してくれます。
右側の写真で認識した顔を、左側のそれぞれの写真と照合し、似ている人がいればこの写真に似ている人が写っていると結果を返してくれます。
次に左メニューの「Face Grouping」を使います。
群衆の中から似ているグループとそれ以外のグループとに分類してくれます。
次に左メニューの「Face Identification」を使います。
いうなれば顔写真から個人を特定するものです。
あらかじめ個人の顔写真を情報名(タグ)付きで登録し、人工知能に学習をさせておきます。
別の写真を照合させると、既に登録している顔と特徴が一致すれば登録しておいた情報名(タグ)を返してくれます。つまりは写真の人は過去に一度登録されている人と同じであることが分かるわけです。
見つからない場合はUnknownが返ってきて登録されていないか認識されてなかったということが分かります。
最後に左メニューの「Face Verification」を使います。
2枚の写真を比較して同じ人物かどうかを判定する機能です。
判定の精度があり、概ね0.6(1がMAX)以上であれば同一人物としてみてとれると言われています。
≠同一人物
=同一人物
まとめ
アーカス・ジャパンではCRMとFace APIとを組み合わせた独自のマーケティング向け業務機能【来店トラッキング】を「EMOROCO」ソリューションとして提供しています。来店トラッキングは、例えば店舗にいつ何歳くらいの男女が来店したかを可視化することで従来は難しかった店舗が来客層に応じてリアルタイムにマーケティング施策をうっていく活動を支援しています。
https://www.arcuss-japan.com/products/base-ai
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