トピックス

知識創造研究室 by CRM(xRM)

Ribbon Workbenchで陥りがちな罠(その3)

みなさん、こんにちは!
ITコンサルティング部の沖手です。

前回、前々回の記事に引き続き、今回もRibbon Workbenchの罠について書きたいと思います。

Ribbon Workbenchについて

まずは、Ribbon Workbenchについてのおさらいです。

Ribbon Workbenchは、Dynamicsのリボン(下図の赤枠部分)を編集するためのツールで、各ボタンの表示/非表示を切り替えたり、並び順を変更したりできます。

XMLを編集するのが面倒くさい、難しい、という方でも、簡単にリボンの表示を変更できるので、エンジニア経験の浅い者にとっては非常にありがたいツールですが、
予想外の動きをしたりすることがあるので注意が必要なツールでもあります。

今回は、以下の3つの罠から、3つ目を紹介させていただきます。
1.XrmToolBoxから、Ribbon Workbenchが開けない
2.コマンドバーの「共有」ボタンの位置が変更できない
3.一度非表示にしたボタンが復活できない

3.一度非表示にしたボタンが復活できない

ボタンを非表示設定して発行する前は、
以下のようにボタンの上に赤斜線が引かれた状態になります。

上記の非表示設定を発行したあと、やっぱり表示したい、と思ったときに、
このボタンの表示設定を変更すればいいだろうと思い、
RibbonWorkbenchの画面を確認しますが、
先ほどのボタンが見当たりません…

そこで、↓のウィンドウを確認します。

ここに、「Hide」、つまり、非表示にするルールが記載されています。
再表示させたいボタンのルール(下図の赤枠)を右クリックすると、

「UnHide」と表示されました。これをクリックし、発行すると…

無事、ボタンが復活しました!

以上、個人的にはまってしまったポイントその3でした。

Ribbon Workbenchは便利なツールですが、Microsoft公式のツールではないので、
Microsoft側での仕様変更に追い付いていない部分もあるのかもしれません。
本記事が問題解決の助けになれば幸いです。

今後も、初心者がはまりがちな罠、解決方法などをどんどん発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

この記事を書いた人
沖手 彩香

半導体業界にてハードウェアエンジニアとしての経験を積んだ後、
興味のあったIT業界への転職を考え、
2019年にアーティサン株式会社(現:アーカス・ジャパン株式会社)へと入社。
ソフトとハード両面の知識がつながっていくことを楽しみながらも、
一人前のITエンジニアを目指して日々奮闘中です。

同じカテゴリの記事

Translate »