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「新規集客より先にやるべきこと」 — 美容サロン・エステがEMOROCO CRM Liteで来店頻度と客単価を同時に上げる方法
こんにちは、CRMエバンジェリストの松原です。
「もっと新規のお客様を増やさなければ」
売上が伸び悩んでいるサロンのオーナーが最初に考えることは、たいていこれです。しかし実は、多くのサロンが取り組むべき最優先の課題は新規集客ではありません。
美容サロンの売上は、シンプルに「客数×客単価×来店頻度」の掛け算で成り立っています。そして、新規顧客のリピート率は平均30%程度、既存顧客で70%程度とされています——つまり、新規集客にいくら広告費を投じても「穴の開いたバケツに水を注ぐ」状態になりやすいのです。
既存顧客の来店頻度を月1回から月1.5回に上げること。既存顧客の客単価を6,000円から8,000円に上げること——この2つを実現するだけで、客数を変えずに売上は約2倍になる計算です。
この記事では、EMOROCO CRM Liteのカスタムフィールド・ワークフロー自動化・ダッシュボード機能を使って、来店頻度と客単価を「仕組み」として同時に上げる方法をお伝えします。
美容サロン・エステが抱える「3つの売上の壁」
壁① 「また来てもらえると思っていたら来なかった」
施術が終わったとき、お客様は「また来ます」と言って帰ります。しかしその後、次の予約が入らないまま2ヶ月・3ヶ月が経過する——これは多くのサロンで繰り返される光景です。
来店の間隔が長くなればなるほど、お客様はそのサロンへの心理的な距離を感じ始めます。「そういえば最近行っていないな」という感覚が「でも今はいいかな」になり、やがて「別のサロンを試してみようかな」になります。
リピート施策が手薄になると9割の顧客は継続顧客ではなくなっている可能性があります——この現実を、「お客様が来なくなった」ではなく「来てもらうための仕組みがなかった」として捉え直す必要があります。
壁② 「いつも同じメニューしか頼んでもらえない」
常連のお客様ほど、「いつものでいいです」というパターンになりがちです。新しいメニューや上位のコースを提案したいが、タイミングがわからない。提案しても断られることが多い。——この悩みは、「提案の精度」の問題です。
客単価向上の鍵は、高付加価値メニューの導入とカウンセリング力の強化です。しかしカウンセリング力を発揮するためには、「このお客様は今どんな状態にあるか・何を気にしているか・どんなメニューに興味を持ちそうか」という情報が必要です。
その情報がスタッフの記憶にしかなければ、提案の精度はスタッフの才能に依存します。
壁③ 「担当者が変わるたびにカウンセリングがゼロから」
担当スタッフが変わったとき、お客様は「また最初から説明しなければならない」という体験をします。
顧客情報をうまく集約し、すぐに見られる状況でないと、来店のたびにカウンセリングで同じ質問をされたり、好みとはまったく異なる提案をされたりなど不快感のある接客になりかねません。この体験が積み重なると、お客様は「このサロンは自分のことを覚えていない」と感じ、離脱への第一歩になります。
「来店頻度」と「客単価」は別々の問題ではない
来店頻度と客単価を「別々に改善すべき問題」と考えているサロンは多いですが、実はこの2つは同じ根っこから生まれます。
どちらも「お客様との関係の深さ」から生まれるものだからです。
来店頻度が高いお客様は、「このサロンが好き・信頼している・来る理由がある」という感情的なつながりがある。そのつながりがあるからこそ、新しいメニューの提案も受け入れてもらいやすい——客単価も高くなる。
逆にいえば、来店頻度が低いお客様に客単価を上げる提案をしても、まず聞いてもらえない。来店頻度が上がってからこそ、客単価向上の提案が響くのです。
「関係を深める仕組み」を作ることが、来店頻度と客単価の両方を同時に上げる唯一の方法です。
EMOROCO CRM Liteで構築する「関係を深める仕組み」の全体設計
ステップ① 顧客レコードのカスタムフィールド設計——「お客様のことを覚えている」状態を作る
EMOROCO CRM Liteのノーコードカスタムフィールドで、美容サロン・エステ業界に特化した情報を設計します。
【顧客レコードの必須フィールド】
基本情報:
・氏名・生年月日・連絡先
・来店経路(SNS/紹介/検索/ホットペッパー)
・紹介元(誰かに紹介してもらった場合)
施術・好み管理(客単価向上の鍵):
・よく利用するメニュー(選択式・複数可)
・施術の好み(強め/ソフト/丁寧/スピード重視)
・好きな会話スタイル(おしゃべり好き/静かに施術)
・アレルギー・皮膚の状態・NG事項
・好みのシャンプー・トリートメント・香り
・前回施術後の感想メモ
・「次回試してみたいメニュー」(提案候補)
来店管理(来店頻度向上の鍵):
・通常の来店サイクル(2週間/月1回/2ヶ月/不定期)
・最終来店日(来店のたびに更新)
・来店回数
・来店頻度ステータス(順調/やや低下/要フォロー)
・次回来店の予約状況(あり/なし/未確認)
関係管理:
・担当スタッフ(メイン)
・お客様との関係温度(ファン/良好/普通/やや冷え)
・SNSフォロー状況(あり/なし)
・誕生月(誕生日フォローに使用)
・フォローで使えるフック(施術後に話したこと)
特に重要なのは「次回試してみたいメニュー」フィールドです。
施術中・施術後の会話で「そういえばヘッドスパってどういうものですか?」「縮毛矯正も気になっていて」という言葉が出たとき、これをフィールドに記録します。次回来店時に「先日おっしゃっていたヘッドスパ、今日いかがですか?」と提案できる——これが「タイミングのいい客単価向上提案」の正体です。
ステップ② ワークフロー自動化——「来店が止まる前に動く」仕組みを作る
【来店サイクルに合わせた自動フォロー】
通常来店サイクルの1.5倍日数が経過したとき
タスク:「【来店サイクル超過】○○様へのフォロー連絡」
内容:
「お体の具合はいかがですか?先日の施術後が気になっておりまして、
よろしければまたいらしてください」
※催促・プレッシャーを感じさせるトーンは厳禁
※「売りたいから来て」ではなく「気にかけているから連絡した」
次回予約なしで退店してから7日後
タスク:「【予約なし退店】○○様への次回提案」
内容:
「先日はありがとうございました。
次回いつ頃ご来店予定でしょうか?
ご都合がよければ○月○日にご予約を入れておきますね」
【客単価向上のための提案タイミング自動化】
来店回数が3回になったとき
タスク:「【3回目ご来店】○○様へのアップセル提案タイミング」
内容:
「3回来てくださったお客様は関係が温まっている。
『次回試してみたいメニュー』フィールドを確認し、
今回の施術後に自然な提案をする準備をする」
「次回試してみたいメニュー」フィールドが更新されたとき
タスク:「○○様 次回来店時の提案準備」
内容:
「先日○○に興味を示してくださった。
来店前日までに、そのメニューの所要時間・料金・効果を
わかりやすく説明できる準備をしておく」
【誕生日・記念日フォロー】
誕生月の10日前
タスク:「○○様 誕生月のご挨拶メッセージ送付」
内容:
「誕生月のお祝いメッセージを送る。
特別メニューの案内やプレゼントの提案を含めて。
誕生日来店は客単価・関係深化・紹介につながる最高のタイミング」
初回来店から6ヶ月記念
タスク:「○○様 来店半年のお礼メッセージ」
内容:
「継続してくださっていることへの感謝を伝える。
『半年間でこんなに変わりましたね』という変化の共有が
お客様の継続モチベーションを高める」
ステップ③ ダッシュボード設計——「今日誰に声をかけるか」が一目でわかる
【美容サロン・エステ 顧客管理ダッシュボード】
【今日来店するお客様の事前確認リスト】
→ 本日予約があるお客様の「フォローフック」「次回試したいメニュー」
「前回の感想メモ」を施術前に確認する
→ 「今日の○○様、先日ヘッドスパに興味を示していたので
施術後に提案する」という準備ができた状態で迎える
【来店フォローが必要なお客様リスト】
条件:「次回予約なし」× 「最終来店から通常サイクル×1.5倍以上経過」
→ 今週フォロー連絡を入れるお客様リスト
【客単価向上の好機リスト】
条件:「来店回数3回以上」× 「次回試してみたいメニューが記録されている」
→ 今月提案タイミングが来ているお客様リスト
【関係が冷えてきているアラート】
条件:「関係温度:やや冷え以下」または「最終来店から90日以上」
→ 放置すると離脱につながる危険なお客様リスト
【担当スタッフ別のパフォーマンス】
→ スタッフごとのリピート率・次回予約取得率・客単価の比較
→ 高い数値のスタッフの接客・提案スタイルをチームで共有
ステップ④ 施術後の「30秒ルール」——来店のたびに「会話の記録」を残す
来店後・施術後に、担当スタッフが以下の情報を30秒で記録します。
【施術後の必須更新(30秒ルール)】
1. 最終来店日(本日の日付に更新)
2. 来店頻度ステータス(順調/やや低下/要フォロー を選択)
3. 次回来店の予約状況(あり/なし を選択)
4. フォローで使えるフック(1行メモ)
例:「お仕事が転職されたとのこと。新しい職場は美容師さんが多い環境らしい」
例:「ヘッドスパに初めて興味を示してくれた。次回提案のタイミング」
例:「肌の乾燥が気になり始めているとのこと。冬のコースを次回提案できそう」
この4項目を選択式と一行メモで記録するだけで、次回来店時の担当者が誰であっても「前回の続き」から会話が始められます。
スタッフ間の情報共有を強化すれば、お客様は「自分のことをわかってくれている」と感じ、そのサロンをまた利用したくなるはずです——この体験こそが、来店頻度向上の最大の原動力です。
「来店頻度」と「客単価」を同時に上げる——EMOROCOが生み出す「好循環」
EMOROCO CRM Liteで仕組みが整ったとき、以下の好循環が生まれます。
【EMOROCO CRM Liteが生み出す好循環】
① 施術後に「フォローフック」を記録する
↓
② 次回来店時に「前回の続き」から会話が始まる
↓
③ お客様が「覚えていてくれた」と感じ、関係が深まる
↓
④ 関係が深まると「次回試してみたいメニュー」の提案が通りやすくなる
→ 客単価が上がる
↓
⑤ 満足度が上がると「次の予約」を取ってから帰るようになる
→ 来店頻度が上がる
↓
⑥ 「このサロンが好き」という感情が育ち、紹介が生まれる
→ 新規客が紹介で来る(広告費ゼロ)
↓
① に戻る(紹介客にも同じ仕組みが機能する)
CRMシステムを取り入れることによって顧客の来店状況や嗜好などのデータを集めて分析できます。その分析結果を活かした接客をすることによって、より顧客とのコミュニケーションがスムーズになり顧客満足度が高まります。顧客満足度の向上すればリピート率も高くなり、口コミが増える可能性も上がるため、サロンにとってメリットが多いといえるでしょう——この好循環を「感覚」ではなく「仕組み」として設計することが、EMOROCO CRM Liteの役割です。
なぜEMOROCO CRM Liteが美容サロン・エステに選ばれるのか
美容サロン・エステ向けに特化した専用システム(SALON BOARD・BeSALOなど)は、予約管理・POS・メール配信など「サロン運営の定型業務」に優れています。
EMOROCO CRM Liteは、これらとは異なる価値を提供します。
EMOROCOが提供する価値:「お客様との関係の深さ」を組織の仕組みにすること
「次回試してみたいメニュー」フィールド・施術後のフォロークメモ・来店サイクル超過アラート・誕生月フォロー——これらは「お客様の感情と状況を記録し、先手で関わり続ける」CRM4.0の実践です。
専用システムが「サロン運営の効率化」を支えるとすれば、EMOROCOは「顧客との関係の深化」を支えます。この2つは補完関係にあり、対立するものではありません。
月1,500円/ユーザーから、ノーコードで、自社のサロンの業務フローに合わせてカスタムフィールドを設計できる——この柔軟性が、個性の異なるサロンそれぞれの「お客様との関係」を仕組み化します。
まずは30日間の無料トライアルで、「施術後の30秒フォロークメモ」から始めてみてください。それだけで、次回来店時の会話の質が変わります。
EMOROCO CRM Lite 製品ページ
まとめ——美容サロン・エステ向け仕組み化チェックリスト
カスタムフィールドの設計:
- 「次回試してみたいメニュー」フィールドが設定されているか
- 「通常の来店サイクル」「最終来店日」「来店頻度ステータス」が管理されているか
- 「フォローで使えるフック」の一行メモフィールドがあるか
- 「施術の好み・NG事項・アレルギー」が記録されているか
- 「誕生月」「来店回数」が入力されているか
ワークフローの設計:
- 来店サイクル×1.5倍経過で「フォロー連絡タスク」が自動生成されるか
- 次回予約なし退店から7日後のフォロータスクが自動生成されるか
- 来店3回目のアップセル提案タイミングタスクが自動生成されるか
- 誕生月10日前の「お誕生日メッセージタスク」が自動生成されるか
ダッシュボードの設計:
- 本日来店予約客の「フォロークフック・提案候補メニュー」が施術前に確認できるか
- 「来店フォロー必要リスト」が表示されているか
- 「客単価向上の好機リスト」(来店3回以上×提案候補あり)が設定されているか
- スタッフ別のリピート率・次回予約取得率が可視化されているか
運用ルール:
- 施術後30秒以内に「最終来店日・ステータス・予約状況・フォロークフック」を更新しているか
- 翌日の来店予約客の情報を施術前日に全員で確認しているか
関連記事:[パーソナルジム・フィットネス向けにEMOROCO CRM Liteで来館頻度を監視して退会を防ぐ仕組み]



