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知識創造研究室 by CRM(xRM)

「カゴ落ち」からの逆転勝ち! CRM活用でECを伸ばす!

みなさん、こんにちは。
EC業界のお客様からも多くの相談を受けており、その中でカゴ落ち対策に悩まれている企業様も多くいらっしゃいますので、CRMを活用した解決例を紹介したいと思います。

EC運営者の方はカゴ落ちについては、よくご存じかと思います。
分からない方向けに念のために説明させていただくと、「カートには入れたのに・・・購入には至らない・・・」これがEC運営者の悩み、カゴ落ちです。
せっかくの購買意欲を逃さず、売上に変えるにはCRMの活用が必須です。
CRMでカゴ落ちを防ぎ、売上とLTVを同時に高める3つのステップを紹介します。

カゴ落ちが直撃する3大KPI

カゴ落ちが直撃する3大KPIは、以下です。
心当たりのあるEC運営者様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

  • カート転換率の低迷:カート投入から購入完了までが20%以下のケースも・・・
  • CAC(Customer Acquisition Cost:顧客獲得単価)の悪化:獲得コストをかけて集めた顧客を取りこぼし、ROASが下がる
  • リピート率の低下:一度離脱すると再アプローチが難しく、LTVに大きく影響

従来施策のギャップとCRMの価値

カゴ落ち対策として、リマインドメールなどを活用されているEC運営者様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
リマインドメールは一般的な方法ですが、受け取った顧客とのギャップも大きい施策となっています。

  • 一斉リマインドメール:開封率10%、クリック率2%前後
  • 送信タイミング不一致:"今"の購買意欲を逃す
  • 汎用的なオファー:顧客の心に響かない

CRMを活用することで、行動データを起点に、「誰に」、「いつ」、「何を」送るかを自動化することができます。
また、顧客一人ひとりの検討段階に合わせた最適なフォローを行うことも可能となります。

CRMでカゴ落ちを防ぐ3ステップ

CRMでカゴ落ちを防ぐ3ステップを紹介いたします。

1. リアルタイム行動キャプチャ
・カート投入~離脱の行動を即時取得
・離脱後の適切なタイミングに自動トリガーでフォローメールを送信

2. セグメント × パーソナライズ
・初回/リピーター、閲覧カテゴリ、購入金額等々の各種情報で細分化
・「○○さん、先ほどご覧いただいた○○はいかがですか?」のように個別メッセージを動的に差し込み

3. マルチチャネル & リマーケティング
・メール・LINE・SMS・プッシュ通知を組み合わせ、適切な方法で一気通貫フォロー
・Web接客 & SNS広告で再訪時にもカート内容をリマインド

あくまでも一例ですので、運用されているECサイトやお客様の特性により、適宜、最適な方法を検討し、実行し続けていく必要があります。

これらをうまく実施することで、期待できる効果は、以下のようなものです。

  • 開封率:10%→30%
  • リマインド経由CVR:2%→8%
  • リピート購入率:+15%

業態や商材による部分はありますが、多くのECで売り上げ10~30%程度の向上が望めます。

まとめ

CRMを導入すると、カゴ落ちが「逃した魚」ではなく、「逆転の大チャンス」にすることが可能です。
アーカス・ジャパンで提供しているArcuryEMOROCOでは、既存ECのリプレースや既存ECとの連携など様々な形でECにCRMを追加することが可能となります。
ご興味ありましたらまずは、お話だけでもかまいませんので、ぜひお問い合わせいただければと思います。

この記事を書いた人
河内 祐樹

国内大手SIerにて、Microsoft製品を中心としたシステムエンジニア/システムアーキテクトとしてキャリアをスタート。Dynamics CRM 4.0時代から一貫してCRM領域に携わり、営業・サポート・マーケティングなど多様な業務領域におけるCRM導入や立ち上げ、製品開発を手動。特にSFAやコールセンター領域での業務設計・導入支援を得意とする。 その後、CRM事業未経験のSIerに転職し、ゼロからCRM事業立ち上げにも携わる。 エンジニアのみでなく、プリセールスなども担当。複数の企業のCRM案件ではパフォーマンスチューニングやトラブルプロジェクトの再生も多数経験し、実装・運用双方に精通している。 近年は、Dynamics 365やPower Platformを活用し、ノンコーディングによる業務要件実現やASTERIA Warp等による他システム連携・BI統合など、CRMを中心としたデータ活用基盤の全体設計・構築を数多く手がける。導入後のBI支援や運用定着化まで一貫して支援することでクライアントのDX推進を伴走。 現在は、弊社で提唱しているCRM1.0~4.0による企業変革のステージモデルの普及活動を行い、"顧客との信頼を超えた共創関係"を実現するCRM4.0の普及をリードしている。コンサルティング、システム導入、運用支援、教育まで包括的に展開し、企業CRM成熟度向上を支援している。

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