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知識創造研究室 by CRM(xRM)

Microsoft Flow(Power Automate)を使ってDynamics CRMとつないでみよう 価格と制限事項

みなさんこんばんは。なんだか暑くなったり寒くなったりしてますが風邪などひいていませんか?

最近私の周りでもMicrosoft Flowを使用する話が出てきていて、使用条件や価格について気になったので調べてみました。
割と皆さん無料で使えると思っている(Office365のライセンスに含まれている)と思われているようですが、そこはMicrosoftさんキッチリ料金が定められています。

まずは価格から

料金プラン

Flow Free
・無料
・月ごとの実行数 750 回
・無制限のフロー作成
・15 分ごとにチェック

Flow プラン1
・546円 1ユーザー/月
・月ごとの実行数 4,500 回
・無制限のフロー作成
・3 分ごとにチェック

Flow プラン2
・1,637円 1ユーザー/月
・月ごとの実行数 15,000 回
・無制限のフロー作成
・1 分ごとにチェック

無料版の制限

・Salesforce や Common Data Serviceは無料版では使えません
・オンプレミスのデータを操作する場合は無料版では使えません
・実行数が750回と非常に少ないため、1日に2.5回しか実行できません
※使い切ってしまった場合は5万回を4,365円で購入可能です

無料試用版について

Free版があるのに、なぜ無料試用版があるのかと不思議に思い調べたところ、無料試用版はプラン2相当の機能を90日間使用できるようです。プラン2を90日間使わせてあれやこれやと作成した後にFree版になるとあっという間に実行数が制限を超えるという素晴らしいMicrosoftさんの陰謀・・・じゃなかった、ビジネス戦略ですね

使用条件も見てみる

実行の継続時間

承認などの保留ステップを含むワークフローを実行する場合、保留等で実行期間が30 日を超えた場合にタイムアウトします

最大繰り返し間隔

500日を超えて繰り返し実行することはできません

ループ処理の最大繰り返し数

ループ処理は5000回まで実行できます

配列の項目数

5000項目まで保持することが出来ます

ループの並列実行

ループは1つまで並列処理することが出来ます

アクション数の制限

1つのフローの中に250個までアクションを作成出来ます

入れ子の深さ

5階層まで入れ子でアクションを追加することが出来ます

最後に

ASTERIAやDataspiderなどのETLツールは値段が高いのでMicrosoft Flowを使いたいというお客様、決してMicrosoft Flowも無料ではないのだという事を念頭に置いて、正しく機能や要件を比較して規模に見合った仕組みを導入して頂ければと思います

当ブログで紹介している技術情報は弊社の製品であるEMOROCOで使われている技術の一部を切り出して紹介しています。
この記事を書いた人
櫻田 広明

地方企業での十数年の下積みでプログラミング、ネットワーク、インフラ、サーバー、保守、運用、営業、提案等と一通りの経験を積み広くそんなに深くなくIT関連の知識と業務経験を得て、現在はDynamics CRMを主体に様々なサービスを使ってお客様を満足させるべく日々奮闘しています。
最近では玉子が先かニワトリが先かという永遠のテーマと奮闘しています。
モバイルゲーム制作にもちょっとずつお触り中!

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