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Dynamics CRM(Dynamics 365) アドオン製品 『WorkflowUtility』のご紹介

どうも~♪ 大好きな吉野家の牛すき鍋膳が去年より美味しくないことに気付いた Harada ですm(_ _)m
いや~寒くなりました・・・牛すき鍋膳が美味しい季節なんですが、今年3回目の牛すき鍋膳にチャレンジして去年の方が美味しかったと思うんですよね~(笑)しつこいですねw

今回は、2016年 11月 29日 に弊社がリリースした「Dynamics CRM(Dynamics 365) アドオン製品 『WorkflowUtility』」をご紹介したいと思います。

https://www.arcuss-japan.com/products/workflowutility

『WorkflowUtility』は、ユーザー定義ワークフロー活動(アセンブリ)で作られた関数群だと思って頂ければよいかと思います。今日は提供している機能を中心にご紹介します。
それでは、はりきってまいりましょ~♪♪♪

Dynamics CRM(Dynamics 365) アドオン製品『WorkflowUtility』提供機能

Operate(演算)
  • Add:指定された2つの値を加算します
  • Subtract:指定された2つの値を減算します
  • Multiply:指定された2つの値を乗算します
  • Divide:指定された2つの値を除算し、商を取得します
  • Modulate:指定された2つの値を除算し、剰余を取得します
Aggregate(集計)
  • Average:関連(N:1)のN側の指定されたフィールドの平均値を取得します
  • Count:関連(N:1)のN側のレコードカウントを取得します
  • Max:関連(N:1)のN側の指定されたフィールドの最大値を取得します
  • Min:関連(N:1)のN側の指定されたフィールドの最小値を取得します
  • Product:関連(N:1)のN側の指定されたフィールドの合計(積)を取得します
  • Sum:関連(N:1)のN側の指定されたフィールドの合計(和)を取得します
Utility(その他)
  • GetGuidString:レコードのGUIDを取得します
  • CloneRecord:レコードのコピーを作成します

Dynamics CRM 2016 以降のバージョンのオンライン・オンプレミスで動作します。

今日はこの中からAggregate(集計)の Count と Sum 、Utility(その他)の CloneRecord の使用例をもとにご紹介します

ご利用時の設定方法

[取引先企業]と[営業案件]を使用して[取引先企業]に営業案件数、売上見込み合計、実売上合計を更新したいと思います。
通常、[取引先企業]に[営業案件]のレコードの値を(ほぼ)リアルタイムに設定するにはプラグインやフォームのスクリプトを使用する必要がありました。
『WorkflowUtility』を使用すれば、これが画面によるカスタマイズをするだけで実現することが可能となります。

[取引先企業]のカスタマイズ

[取引先企業]に営業案件数、売上見込み合計、実売上合計のフィールドを追加し、フォームに配置します。
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ここまでは簡単ですね。次に実際にワークフローを作成します。

ワークフロー(営業案件)の作成

通常であれば[営業案件]のレコード作成時、レコード更新時の動作タイミングを指定しますが、試し易いように「ワークフローの実行」というコマンドバーから実行できるオンデマンドワークフローを作成します。
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次にステップを追加していきます。まずは営業案件数を算出します。
AggregateのCountをクリックしてステップを追加します。
20161206-004
アクティビティのプロパティには下記のように設定します。
004

Relationship Name
関連名を指定します。今回の例では取引先企業との関連です。[営業案件]の[N:1]から関連名を探して設定します。
State Code
[状態]を指定します。今回の例では[営業案件]の「オープン」「受注」「失注」を対象とするので設定不要です。
State Code
[ステータス]を指定します。今回の例では設定不要です。

次にAggregateのSumをクリックしてステップを追加します。
ここでは[営業案件]の「売上見込み」(状態が"オープン"のレコード)と[実売上](状態が"受注"のレコード)の合計を算出します。
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Countとの違いは「Aggregate Field Name」です。こちらは合計するフィールドの「名前」を指定します。「estimatedvalue(売上見込み)」「actualvalue(実売上)」
最後に指定した関連名のフィールドから対象の[取引先企業]に、それぞれ集計した結果を更新します。
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ステップの設定が完了すると下記のようになります。
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以上で保存し、「アクティブ化」します。

[営業案件]のコマンドバーよりワークフローを実行

実行するとこんな感じになりました。
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ん~これじゃーあってるかどうかわからないので、高度な検索で企業を絞り込んでみたいと思います。
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正しく動いてますね。拍手喝采欲しいところです(笑)
続いて、レコードの複製をしてみたいと思います。それではやってみましょ~

レコードをコピーするワークフローを作成

こちらも「ワークフローを実行」コマンドから実行できるようにワークフローを作成ます。また、すぐに反映させたいので、リアルタイムワークフローで作成します。
実際のステップを見てみましょう。
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「Target Field」はコピーするフィールドをカンマ区切りで指定します。今回は分かりやすいように 「トピック(name)」はコピーしないようにしています。

レコードをコピーを実行

実行前
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実行後
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「トピック」が空のレコードが作成されました。めでたし。めでたし(笑)
このように『WorkflowUtility』では、今まで手がかかっていた部分をより簡素化する事が可能になります。

製品について

製品の詳細については製品ページをご確認ください。
https://www.arcuss-japan.com/products/workflowutility
また、ご不明な点や評価版の貸与、製品価格などは下記リンクよりお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ

最後に・・・
『WorkflowUtility』を何卒よろしくお願い致します。

この記事を書いた人
原田 研吾

文系プログラマ(.NET Framework、Java)。
25歳から始めたプログラムは死ぬ気で頑張った(誰も褒めてくれないので自分で誉めてます)。
気が付けば製品開発部のマネージャー・・・
弊社Dynamics CRM トレーニングの講師をやったりもします。
事業部やら役職やらありますが、『事業部内の便利屋』が一番フィットする肩書です。
アーカス・ジャパン株式会社 CRM製品
CRM製品に関するお問い合わせ
TEL 06-6195-7501
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